絵本「えんとつ町のプペル」あらすじ・読書感想文

感想文
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にしのあきひろさんの絵本「えんとつ町のプペル」のあらすじ・読書感想文をご紹介しています。

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大人気の絵本ですが、絵本だけにはとどまらず、映画化・舞台・ホテル・美術館など、どんどん広がるプペルの世界。気になっているという人も多いんじゃないでしょうか☆

本記事では、あらすじ・読書感想文について簡単にまとめています!子どもも大人も楽しめる私も大好きな絵本です。

内容や本の魅力をサクッと知りたいと思ったら、ぜひご覧になってみてください。

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「えんとつ町のプペル」簡単なあらすじ

この絵本のあらすじを簡単に一文でまとめるのなら、

 

ハロウィンの夜、黒い煙に覆われた「えんとつ町」で、父親をなくした少年ルビッチとゴミ人間プペルの奇跡の物語。

 

となります。

いったいどんな奇跡が起こるのか、結末・ネタバレを知りたいなら、こちらの動画をご覧になってみてください。たった90秒でストーリーがしっかりわかるよう、わかりやすくまとめられています☆

「えんとつ町のプペル」あらすじ(ネタバレあり)

 

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えんとつ町のプペル光る絵本展in兵庫川西(@yumehoshi.kawanishi)がシェアした投稿

ここでは、詳しいあらすじをご紹介しています。感想文を書く準備、ストーリーをきっちりおさえたい等、文章でしっかり確認したい時にご覧になってみてください。

4000メートルの崖にかこまれた、えんとつだらけの町がありました。朝から晩まで煙がモックモク、町の人は青い空や星を知りません。

ハロウィンまつりでにぎわう町の上空で、夜空をかける配達屋さんがうっかり配達中の心臓を落としてしまいました。ゴミ山に落ちた心臓はいろんなゴミとくっついて、生まれたのがゴミ人間。町へ出たゴミ人間は、人々からバケモノ扱いされ、ひとりぼっち。

 

そんなゴミ人間に声をかけたのは、えんとつそうじ屋のルビッチ。ルビッチは名前を持たないゴミ人間にプペルと名付けます。ルビッチはなぜかなつかしいにおいがするプペルが大好きで、すぐに仲良くなりました。

町をおおう煙の上にあるという星の話をしたり、くさくなるプペルの体を何度も洗ってあげたり、父ちゃんの写真が入ったペンダントをドブ川に落としてしまった話をしたり、一緒に過ごしました。

ルビッチの父ちゃんは漁師で、去年に波にのまれ死んでしまっていました。好奇心にあふれた人で、うれしいことがあると鼻の下を指でこするくせがあったそうです。

 

ある日、プペルはぼろぼろの姿であらわれます。町の子どもたちにやられたのです。さらに、プペルと仲良くしてるという理由でルビッチまでいじめられるようになり、2人の仲は悪くなり会うこともなくなりました。

 

ある静かな夜。ルビッチのもとに体は汚れ片方の腕もなくなったプペルがあらわれました。そして、プペルを砂浜へと連れ出します。そこにあった船に数百個の風船をつけ、2人は船で空の上へ。煙を抜けたら、そこはたくさんの星が輝いていました。

 

ルビッチの父さんはうそつきじゃなかったのです。さらに、プペルはルビッチが落とした大切なペンダントは自分の体の一部だったことがわかったと告げます。何とプペルの心臓だったのです。ルビッチに返すには、ペンダントを体からひきちぎって渡すしかありません。でも、そうするとプペルの命は・・・

ルビッチはひきちぎろうとするのを止め、そのかわり

「まいにち会おう。また、まいにちいっしょにあそぼう」

「プぺル、ホシはとてもきれいだね。つれてきてくれてありがとう。ぼくはキミと出会えてほんとうによかったよ」

と言います。照れくさくなったプペルは涙を流しながら、鼻の下をひとさし指でこすりました。まるでルビッチの父ちゃんのように。

ハロウィンは死んだ人の魂が帰ってくる日。ルビッチはプペルの正体がわかります。

「会いにきてくれたんだね、父ちゃん」

「えんとつ町のプペル」読書感想文

この絵本を読んで私は、強さ・優しさを持った人になりたいと思った。

ルビッチとゴミ人間プペルは、2人とも強くて優しいとても魅力的なキャラクターだ。つらい立場になっても、心から相手のためを思って動いていたのが印象的だった。

 

ルビッチは、町のみんなから「くさいくさい」と言われ嫌われていたプペルに声をかけて、友だちになっていった。普通ならみんなから嫌われているプペルには寄り付かないはずだ。プペルと仲良くしていたら、みんなから悪く思われるはずだから。

でも、ルビッチはそんなことには流されない。プペルが悪いやつかどうか、自分の目でちゃんと判断する。母親にも「プペルはわるいやつじゃない」と話していた。

みんなとちがうことをする強さ、そして相手への思いやる優しい気持ちにあふれていると感じた。

 

プペルもとても優しくて強い。ルビッチのために、ぼろぼろになりながらもペンダントを探し続けたという話はとても感動した。ルビッチに絶好されもう会えるかもわからない状況で、ただ相手のことを思って頑張ったのだから。

ルビッチにどんなひどい態度を取られたって、プペルの考えは変わらなかった。ルビッチにもこう伝えていた。

「キミがはじめてボクにはなしかけてくれたとき、ボクはなにがあってもキミの味方でいようと決めたんだ」

町のみんなからのけ者にされていたプペルに、ルビッチただ一人が声をかけてくれた。その感謝の気持ちをずっと持っていたのだろう。ルビッチの優しさが、プペルの優しく強くしたのかもしれない。

 

2人のした行動は、周りの人から変な目でみられたり、何の得も自分にないかもしれないようなことで、多くの人はまずしないだろう。相手への思いやり、強い気持ちどちらも持っている人はなかなかいないと思う。

でも、最後に2人がとっておきの奇跡的な光景”星”を見て、今までのことが報われたのが嬉しかった。町の人は否定していたけど、ルビッチのお父さんがあると言っていた”星”を2人で見たこと、さらに最後にプペルの正体もわかってハッピーエンド。

みんなが反対したり「ちがう」と言っても、やり抜くことで道が開けることもあると思った。そのためには、しっかり努力する必要があるのは間違いないけれど。さあ頑張ろうと力が湧いてくる絵本だった。

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まとめ

以上、絵本には「えんとつ町のプペル」のあらすじ・読書感想文でした。

映画、光る絵本展、ホテル、美術館、VRなどいろいろ広がっていくプペルの世界。絵本の世界観が気に入ったなら、ぜひ体験してみてはいかがでしょう(^^)/

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