「子ぶたのトリュフ」あらすじ・読書感想文

感想文
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「子ぶたのトリュフ」は、農場の子ぶたたちと少女ジャスミンとのあたたかい物語です。2019年「第65回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校中学年の部( 3,4年生)の課題図書にも選ばれている一冊です。

本記事では、「子ぶたのトリュフ」(ヘレン・ピーターズ/さ・え・ら書房)の

  • あらすじ
  • 読書感想文

についてまとめています。

「読書感想文をどんなふうに書こうかな」と考えているなら、ぜひご覧になってみてください。

本の内容を簡単に要約したあらすじ・感想文の例文を見てイメージを広げて、スラスラと感想文を進めてみましょう(^^)/

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あらすじ

ジャスミンは、獣医をしているお母さんと一緒に、牛の出産のためにカーターさんの農場へ出かけた。カーターさんは牛だけではなく豚も飼育しており、ジャスミンたちが到着する少し前に子ぶたが11匹生まれていた。

ジャスミンがぶた小屋を覗くと1匹の小さな子ぶたが瀕死の状態で、別の子ぶたの下敷きになっていた。ジャスミンはカーターさんに子ぶたの赤ちゃんは12匹いることを伝えたが、そんな小さい豚は死んでしまうと言って取り合わない。そのうちにお母さんがオスの子牛が生まれたので帰るといい、ジャスミンは小さな子ぶたをトリュフと名付けて、誰にも内緒で連れて帰った。

 

家についたジャスミンは、段ボール箱にわらをしいて震えている子ぶたを入、れ自分の寝室へ持って行った。そして、生まれたての子どもに最初に飲ませる初乳を薬棚から取り出し、トリュフに注射器で少しずつ飲ませた。さらに、震えている子ぶたを暖めるために、台所のオーブンに入れ1時間ごとに様子を見ていたが、いつの間にか眠ってしまった。朝目覚めて慌てて台所に行ったとき、オーブンから豚の鳴き声がして、お父さんとお母さんにばれてしまった。

元気になったトリュフを見たお母さんは、初乳を与えたことは正しい処置だったと褒めてくれた。お父さんは豚の飼育には反対だが、自分でカーターさんに子ぶたを連れ出したことを謝り、子ぶたを飼う許しを得るならいいと言った。ジャスミンはカーターさんに電話をし、許可してもらった。

 

ある日、親友のトムが飼っているモルモット2匹をジャスミンが預かることになった。ジャスミンは、使っていない犬小屋にモルモットをいれて面倒を見ることにした。ジャスミンは、将来動物救急センターとペットホテルを作ると言い、モルモットたちが最初のお客さんだと言った。またジャスミンは、トリュフにボール遊びを教え、次第に麻薬捜査犬のように匂いで物を探すように訓練した。

ジャスミンは、トリュフの他にも雌鶏の世話をしていた。ある日、鳥小屋からトリュフの鳴き声がしたので慌てて見に行くと、大きなキツネが1匹の雌鶏をくわえていた。ジャスミンは大声で怒鳴りながらキツネを追いかけ、キツネが雌鶏を落として走り去った。落ちた雌鶏はすでに死んでいて、それはジャスミンが育てていた雌鶏だった。

 

ある日の夕方、モルモットの小屋のふたが風で開き、モルモットがいなくなっていた。慌ててトリュフを連れてきて、モルモットの匂いを嗅がせ探し始めた。そして、モルモットを見つけることが出来た。ジャスミンはトリュフをほめ、モルモットを連れて帰った。

クリスマスの日、お父さんとお母さんからのプレゼントは、『ぶた百貨―ぶたの世話について知るべきすべてのこと』という本だった。豚の飼育に反対していた両親からのうれしいプレゼントだった。

読書感想文

これまでに私は、何度か家で犬や猫を飼いたいと家族に言ったことがある。家族には、ダメだと反対された。それは、飼えなくなったからと言って、途中で投げ出すことは出来ないからだと言われた。ちゃんとすると言ってもダメだった。その時は、何でわかってくれないのだろうと思って悲しかった。

 

この物語では、最初ジャスミンはお父さんやお母さんに豚を飼うことを反対されていたけれど、トリュフを大切に思って、一人で色々考えて一生けん命世話をしていた。その姿を見ていたお父さんとお母さんは、クリスマスプレゼントに『ぶた百貨―ぶたの世話について知るべきすべてのこと』を選び、この先もトリュフの世話をすることを認めてもらうことが出来た。ジャスミンは、本当にすごいと思う。きっとこれからも、プレゼントされたこの本を読みながら、大事にトリュフを育てて行くのだろうなと思う。

 

この物語を読む前に、テレビで捨てられた犬や猫は新しい飼い主が見つからなければ、殺処分されるという番組をみた。世話することをやめて捨ててしまう人が実際にいるのだと聞いてすごく驚いた。それに、殺処分と言う言葉もショックだった。殺処分とは殺してしまうことだからだ。犬や猫は何も悪いことをしていないのに、かわいいからと言う気持ちだけで犬を飼い始めて、嫌になったり、面倒くさくなったりしたら、捨ててしまう人が多いからだそうだ。

 

たしかにこの本を読んで、好きだと思う気持ちやかわいいと思うだけでは世話をすることは難しいと思った。もし自分が育てた動物が死んでしまったら悲しくなってしまうからだ。ジャスミンも雌鶏が死んでしまったときは、すごく悲しかったと思う。私の家族はそういうことも知っていて反対したのだと分かった。

 

最近近所に住んでいる友達が、猫を飼い始めた。私はうらやましく思っていて、遊びに行くと猫が寄ってきて、膝の上に乗って来たりするし、何といってもかわいいからだ。でも友達が言うには、最初はかわいいと思っていたけれど、世話をすることは思っていたより大変だと話していた。エサの事も気にしなければならないし、部屋の壁をガリガリするから傷だらけになってしまう。何よりも猫のトイレの掃除も大変だと言っていた。人間のトイレはボタンを押せば流れて行くけれど、猫のトイレは自動ではないからだ。トイレの掃除は、はっきり言ってやりたくない。でも、そういうことも含めて世話をすることなのだから逃げられないと思うと、私には無理だと思うし、続けられるという自信がなくなった。

私は、ジャスミンや私の友達のように、今は動物の世話をすることが無理だと思ったので、もう犬や猫を飼いたいと言わないでおこうと思う。もっと大人になって、自分で何でもできるようになったときに、もう一度考えようと思う。今は、友達の家に行って猫と遊ぼうと思う。

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まとめ

あらすじ・感想文について見てきました。

ジャスミンの動物にたいする愛情があふれていて、やさしい気持ちになるお話ですね。ただ、心あたたまるお話かと思いきや、ペットを飼っていたら避けて通れない”死”についても描かれていて、心に残る作品となっています。

 

読書感想文を書く際には、動物を飼うことのプラスの面だけでなくマイナス面についてもどのように感じるかを書くと、より読み応えのある文章になるのではと思います☆

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