「はれときどきぶた」あらすじ・読書感想文

感想文

 

Sponsored Link

『はれときどきぶた』は、小学三年生の主人公が日記に書いた内容が、現実に起こってしまう不思議なお話。

どんなに変てこな内容(えんぴつ揚げを美味しく食べたり、じゃがいもに毛が生えたり)でも日記に書きさえすれば、現実になってしまう!読みやすくて続きが気になるファンタジーです。

もし、本を読むのが苦手・・・と思っていても、大丈夫☆読書感想文なんかにも書きやすくておすすめの一冊です。

 

この記事では、「はれときどきぶた」の

  • あらすじ
  • 読書感想文の例文

を載せています。感想文の書き方など、あなたのヒントになればうれしいです♪

Sponsored Link

あらすじ

ぼくは、畠山則安。ぼくのじまんは、毎日、日記をつけていることだ。

ところがある日、大変なことが発覚した。ぼくの日記を、母さんが盗み見ていたのだ。

ぼくは、なんとかして、母さんをぎゃふんをいわせてやろうと思った。

そこで、「あしたの日記」を書くことにした。これから先のことを書くのだから、なにを書いても、うそときまったわけじゃない。

 

日記を書いて眠ると、次の日はめずらしく寝坊をした。トイレに行くとなんと大きなへびがいたのだが、ぼくは半分ねぼけていたから、こわいとも思わなかった。ぼくはへびをおいはらうと、学校へ行った。

 

その日の夜も、日記を書いた。

【おかあさんがえんぴつをてんぷらにしました。おとうさんは「うまいうまい」といって、ばりばり食べました】

すると次の日、へんなことになった。
母さんがぼくの日記を読んだのか、えんぴつのてんぷらを作り、父さんがそれを美味しそうに食べたのだ。ぼくはすっかり参ってしまった。

 

母さんも父さんも、ぼくをばかにしているに違いない。そして対抗するように、何日もへんてこな日記を書き続けた。

どんどんヘンテコなことを書いたが、家の中でどれもこれも、現実となってしまった。

ぼくはあせった。なんとかしなくちゃ。でも、どうしたらいいんだ?

 

考えていると、街をまき込んで大変なことがおこった。

何千頭というぶたが、空いちめんにうかんでいた。日記の内容が、また本当に起こっているのだ。

ぼくはいそいで日記をけした。とたんに、空からぶたが消えてしまった。首が伸びてしまっていた母さんも、普通の首になっていた。

 

ぼくは安心していたが、数日たってから、また変なことが起きた。おつかいで買ってきたじゃがいもから、毛が生えていた。

しばらくして、また日記を見て、謎がとけた。消しゴムで消したとき、よっぽどあわてていたんだなあ……。

ところどころ、消しわすれていた。

【じゃがいも に けが  はえ  た。】

読書感想文

日記かあ、と、読み始めたところで少し不安な気持ちになった。日記を書くことが、少し苦手だったからだ。

日記は「続ける」ということが必要で、夏休みの日記なんて続いたことがなかった。毎日、何か特別なことがなくても続ける。これは、大変なことだと思う。

だけどそんな不安は関係なくて、この物語は、日記に書いたことが、本当になる。そんなファンタジーだった。

 

日記を続けていた主人公の則安は、ある日、母さんが日記を隠れて見ていたことに気づいて、とても恥ずかしい思いをする。それはそうだ。

子どもも、大人も、自分にしか見せたくない秘密がある。それを、こっそりと見ていた母さんに、わたしも読みながら怒った。

ところが則安は、おもしろいことをし始めた。

「明日の日記」をつけることにしたらしい。今日あったことではなく、明日起こることを書いておく。

そうすることで、母さんもまた日記を見たとき、困るだろうなと思ったのだ。

 

だけど、翌日からは大変なことが起こり出す。なんと、日記に書いたとんでもないことが、現実に起こるようになってしまったのだ。

最初は、父さん母さんが日記を読んで、則安のことをばかにしているのだと思った。だけど、だんだんとそうではないことがわかってくる。

 

則安はこまった。どうしたらいいだろう。そして、とうとう空にはたくさんのぶたが現れた。日記の【はれときどきぶた】が、現実になったのだ。

則安は日記を急いで消すと、空のぶたはいっしゅんで消え、父さんも母さんもいつもどおりに戻ってしまった。

 

日記とは違うけれど、思いえがいたことが本当になる、というのは、確かにあるなあと思った。

例えば学校の帰り道、今日はなんだか、夕飯に焼きそばが食べたい気がするなあ、と思った日がある。

そして家に帰ってみると、なんと本当に夕飯が焼きそばだったのだ。

この時はとても驚いたのを覚えている。思ったことって、じっさいに起こるんだなあ、と感動したことも覚えている。

 

則安がそうしていたように、暗い内容でも、明るい内容でも、じっさいに起こってしまう可能性があるということだ。こうなっちゃうかも、より、こうなったらいいな、と思えることを、楽しく思い浮かべて暮らしていきたい。

とりあえず、楽しい日記作りから始めてみようかな。

「はれときどきぶた」アニメや映画版も

1980年に出版された矢玉四郎 原作の絵本「はれときどきぶた」が元ですが、そこからアニメや映画も制作されています。

こちらは、今となっては貴重なパンフレットですね!

 

アニメ版はこんな絵でした。

たしかに、なぜかBGMは聞き覚えが!なんてケースもあると思います。おもしろい曲が多いので一度、聞いてみてはいかがでしょう♪

「はれときどきぶた」オリジナル・サウンドトラック Vol.2 [ (アニメーション) ]

Sponsored Link

まとめ

以上、「はれときどきぶた」のあらすじ・読書感想文でした!

お母さんの首が伸びたり、空からぶたがふってきたりとめちゃくちゃなことが起こり続けるとんでもストーリーですが、だからこそ感想文も書きやすいと思います。

例えば、

  • 「日記にたいしてあなたの思うこと」
  • 「えんぴつの天ぷらって、意外とおいしそう!?」
  • 「自分なら日記に何て書くだろう」

などなど、自由にテーマは広がります。

あまり広げすぎて、まとまりがなくなってしまうとよくないですが、そのあたりは読書感想文の例文をヒントにしてみてくださいね(^^)/

Sponsored Link

コメント

タイトルとURLをコピーしました