車のパンク時の正しい対応|パンクが増えた原因とすぐできる点検方法まとめ

生活のハウツー

 

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自動車を運転する方なら、知っておきたいタイヤのパンク時の対応。

年々、パンクの件数が増加しているのはご存知でしょうか?

何も対処していないと、パンクはいつ起こっても不思議ではありません。タイヤのバースト・パンクは事故の可能性が格段に高まるので、正しい対処法・備えをして、安全な走行を心がけたいものですよね。

そこで、タイヤがパンクしても困らない正しい対応、パンクが増えている原因と対策について、簡潔にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

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パンクした時の対応と修理方法

パンク修理時の適切な対応を知っておくことは、昔から大切なことでしたが、年々その重要度は高まってきています。

というのも、「JAFロードサービス実施件数:タイヤパンク:件数経過」のデータを確認すると、パンク件数が増え続けているからです。

👉JAF パンク件数のグラフ

 

JAFのサイトを見ると、全体の出動数の中でパンクが占める割合が増えていることがわかります。昔よりパンクが増えているのは複数の理由(後に詳しく見ていきます)があり、他人事とは言っていられません。

では、さっそくパンク時の対応について見ていきましょう🚙

タイヤがパンクした場合の基本対応

走行中に、突然ハンドルに違和感を覚えたり、ずるずると引きずるような異音、振動や衝撃を感じたりした場合は、パンク・バースト(破裂)の可能性大です。

ただちに、安全な場所に停車させましょう。

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異常に気づいてからは、ハザードランプを点けてゆっくりと走行します。停車時はなるべくエンジンブレーキで減速し、タイヤに過度な負担がかからないようにするのがベターです。

 

 

高速道路を運転中にパンクした場合も、同様にすぐにハザードランプで後続車に合図を出しながら、減速し横に寄せて停めましょう。

この時、動揺して車の外に出たりしてしまわないように注意してください。高速道路上では人をはねる事故が増えており、発煙筒・停止表示機材設置をする時を除いては、車外に出ないほうが安全度は高まります。

また、すぐ近くにガソリンスタンド・カーショップ・サービスエリアがある場合は、そちらで修理またはスペアタイヤへの交換をお願いするのがおすすめです。

プロに頼む場合 連絡先・パンク修理/タイヤ交換 料金の目安

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パンクした地点によって、どのサービスを利用するかで料金等は変わってきますが、主な選択肢を下記にまとめました。

 

  • JAFロードサービス  TEL:0570-00-8139(短縮ダイヤル #8139)
  • カーショップ
  • ガソリンスタンド
  • 自動車保険のロードサービス

 

近くに、カーショップやガソリンスタンドがないような場所、緊急時のJAFは本当に頼りになります。

JAF会員ならほとんどのトラブルなら料金無料です!ちなみに、JAFを呼んだ場合はこのようなサービスが受けられます。

JAFやカーショップなどの選択肢の中でうっかり忘れやすいのが、自動車保険のロードサービスです。

これは車両保険の会社によって内容が異なりますので、加入先によっては対応してもらえない可能性もあります。対応してくれたとしても、スペアタイヤの交換までが多いようです。

しかし、JAF会員でない場合は費用節約にはなりますし、保険代も払っている訳ですから、あらかじめ任意保険の内容を確認しておかれるのがおすすめです。

 

カーショップ・ガソリンスタンドのパンク修理/タイヤ交換の料金

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お店やスタンドでパンク修理(応急処置的なもの)を頼む場合の目安はこちらです。

約3,000円

お店によって料金は開きがあり、安い所なら1,000円代、高めの所なら5,000円ほどとなっています。間をとって、このあたりを目安料金としました。

また、所要時間もお店にや作業をしてくださる方によってけっこう異なりますが、タイヤ1本あたり30分程は見ておきたいものです。

 

本格的な内面修理の場合は、さらに数千円プラスになります。5,000円程が目安と思われますが、料金が気になる場合は事前にお店に問合せされることをお薦めします。

 

タイヤ交換価格の工賃について、オートバックスの料金を参考としてご紹介します。

スチール1本¥1,080(税込)〜

アルミ1本¥1,080(税込)〜

1BOX・RV1本¥1,620(税込)〜

こちらの料金は工賃のみです(タイヤ代は含まれていません)。また、オートバックスの店舗の一例で、店舗によっては異なる可能性があるので、お近くの店舗に問合せをするのがお薦めです。詳細はこちら⇒http://www.autobacs.com/static_html/srv/pit/tirewheel.html

自分で応急処置する場合 おすすめパンク修理キット

近くにタイヤ屋さんやガソリンスタンドがない場合、自分で応急処置をしたいケースもあるかと思います。そんな時に頼りになるのがパンク修理キットです。

なかでも、特に評判が高く簡単に使えるslimeの緊急パンク修理キットです♪

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スライム(Slime)
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修理キットでの応急処置のやり方はこんなイメージです。

タイヤ外し、ジャッキアップ不要なので、短時間で修理を終えることができます。このメーカーの修理キットは、アメリカやイギリスのNo.1ロードサービス組織で唯一採用されており、大手自動車メーカーの純正採用品でもあり、信頼度は高いです。

最近はスペアタイヤのない車も多いので、もしもの備えとして積んでおくと安心ですね。

タイヤがパンクする原因~昔と今との違い~

JAFのデータによると、パンクでの出動件数が年々増加してきていることがわかっています。

なぜ、パンク件数が増えてきているのか?

昔と今とで変わった車事情が、原因でした。そんな現代のパンクが起きる原因についてまとめています。

虫眼鏡チェック

セルフガソリンスタンドの増加

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セルフサービスのガソリンスタンドが主な原因のひとつと言われています。下記は、平成10年以降のセルフガソリンスタンド数の推移です。

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(引用元:石油情報センター

毎年、右肩上がりにぐんぐんセルフSSが増加しているのがわかります。一方、有人のフルサービスの給油所はすごい勢いで減少していきています。

 

今までなら、フルサービスのガソリンスタンドに給油に行った際、「空気圧のチェックもお願いします」とついでにやってもらっていたのに、セルフになって自分で給油するようになったら、空気圧を確認することが減ったと考えられています。

 

たしかに、私自身空気圧を計ることは減りましたし、SSで他のドライバーが空気圧をチェックしてるのを見かけたことがありません。セルフのガソリンスタンド増加とパンク件数の増加は深い関わりがありそうです。

スペアタイヤを積んでいない車が多い

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昔は車のトランクの下にスペアタイヤがあるのが普通でしたが、最近の新車はもともとスペアタイヤが積まれていないことが多いです。

なぜ標準搭載されなくなったかというと、使用率が低いからです。なかなか使う頻度が少なく、廃車するまでに1回あるかないか程度ではないでしょうか。そのため、産業廃棄物になる可能性が高いなら、はじめから積まないという方向になったようです。

ただ、SSガソリンスタンド増加による空気圧チェック減少の原因と合わさって、JAFなどロードサービスのパンクでの出動件数増加に影響があるのではと考えられます。

厚みの薄いタイヤが増えている

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これはタイヤメーカーの言い分などもあり、賛否両論あるかと思いますが、パンク増加のひとつの原因といわれています。

「この車のタイヤ、空気はちゃんと入ってるんだろうかな?」

と気になるくらい、タイヤの下部分がへこんでいるように見える車、見かける機会増えていませんか?

 

タイヤ部分が薄く、ホイール部分が大きい扁平率(タイヤの厚みを表す数値)が高いタイヤが、標準でついているケースが増えてきているんです。昔は、車好きの方が自分でタイヤを入れ替えていたのですが、時代が変わってきています。

地味なパンクだと意外と気づかない

パンクの仕方によってじわじわゆっくりと空気が減っていくケースがあります。

気づく人ならすぐ気づくのでしょうが、人によっては「何だか違和感がするかな?まあいいや」程度で、普通に運転してしまうことも。

用心が足りないと、パンクがひどくなるまで気づかないということも有り得ます。

ちなみに、私もパンクしたことがありますが、パンクした瞬間は気づきませんでした。途中で振動やハンドル操作の違和感を覚え、気づきました。タイヤに釘のようなものが刺さっていたのが原因でした。この時以来、乗る前にはしっかりとタイヤ状態を目視、たまに指でざっくり空気圧チェックを行うようになり、結果的には良い経験となりました。

タイヤの点検方法(空気圧、スリップサインなど)

サポート

パンク・バーストを防ぐには、自分でこまめに点検することが大切になってきています。自分でできる簡単な点検方法をまとめました。安全のためにも、月に一度くらいはタイヤ点検をしてみてはいかがでしょう(^^)/

タイヤの空気圧チェック

こちらで空気圧チェックの大まかな流れが確認できます。

セルフガソリンスタンドの多くの店舗で、空気充填機が設置してあるので、給油ついでにタイヤチェックをするのがおすすめです。店舗によっては、無料で使えるところもあります。

【エアゲージ(タンク型)での空気圧調整の仕方】

  1. 運転席ドアを開けた所にある「タイヤ空気圧ラベル」で指定空気圧を確認。
  2. タイヤのキャップを外す。
  3. 空気圧を測定。
  4. その数値を見て、指定空気圧になるよう調整
  5. 完了すれば、キャップを閉める。

※動画では、エアタンク型のエアゲージでしたが、ガソリンスタンドによってはデジタル式やダイヤル式もあります。使用方法はおおよそ同じですが、詳細はこちらが参考になります。

👉JAF タイヤの空気圧点検と充填方法

タイヤのスリップサインの見分け方

タイヤの劣化具合を調べるためのひとつの目安が、スリップサインです。名前の通り、このサインが出ていればスリップの危険性が高まります。こちらの動画では、正常なタイヤと比較しているのでとてもわかりやすいです。

タイヤのひび割れ

バーストの原因になるタイヤのひび割れも気を付けておきたいところです。

タイヤは雨風や太陽と過酷な環境にさらされており、どうしても経年劣化は避けられません。走行距離が少なくて、タイヤの溝が充分ありスリップサインに問題がなくても、ひび割れしてしまっているケースも多々あります。おおよそ、4~5年が変え時の目安です。

 

とくに点検時に注目したいのは、タイヤの側面です。側面はゴムが薄いのでひび割れが進みやすいので、気を付けてください。溝が残っていても、ひび割れでタイヤ交換をしたほうがよいケースは多いです。

気になれば、お近くのタイヤ屋さんなどで見てもらうのをおすすめします。

パンクより怖いバースト(破裂)の動画

パンクも怖いですが、さらに恐ろしいのがバースト(破裂)です。パンクは普段の点検不足が原因のひとつですが、同じくバーストもエアチェック・タイヤのひび割れや劣化といった日々の点検不足が原因です。タイヤがバーストしてしまうと、どれほど危険かこちらの動画でよくわかります。

20秒くらいから、ハンドル操作が正常にできず、ガードレールに激突しそうになっています。たまたま運が良かったわけですが、スピード出し過ぎ・急カーブ・並走車がいるなどの条件が揃っていたら、事故になった可能性は十分あります。

こちらは、バーストの恐ろしさがわかりすぎるほど伝わってきます。便利さと引き換えにリスクを背負っているということを忘れてはいけないと思わされます。

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まとめ

自動車のタイヤのパンクに関するあれこれを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

いざ、パンクした場合は軽くパニックになってしまう可能性も考慮して、対応や修理方法・費用・点検のポイント等、あらかじめ普段から備えておくに越したことはありません。ここで簡潔に今回の内容をまとめておきたいと思います。

 

パンク時の対応

  • ハザードランプを点け、適切な場所に停車
  • スペアタイヤの交換/パンク修理(自分でするorJAFやカーショップ等に頼む)

タイヤ パンク件数増加の背景

  • セルフガソリンスタンドの増加(エアーチェックをやってもらえない)
  • スペアタイヤが初めから積んでいない車が多い
  • タイヤが薄い(扁平率が大きい)車の増加

タイヤ点検のやり方

  • 空気圧チェック
  • スリップサインの見方
  • ひび割れ

 

以上となります。パンク時の対応を整理しておくことで少し気持ちに余裕が出て、もしもの時のスムーズな対応へとつながります。そして、パンク・バーストが起こる可能性を減らすためにも、普段からのちょっとした点検がおすすめです。安全なカーライフを楽しみましょう🚙

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