小学校低学年におすすめの一冊、絵本「一さつのおくりもの」のあらすじ・読書感想文をまとめています。
本記事の内容
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あわせて、感想文が書きやすくなるポイントもご紹介しますので、読書感想文を書くときのヒントになれば嬉しいです。
「一さつのおくりもの」あらすじ
それではさっそく、あらすじをご紹介します。
- 簡単なあらすじ
- 詳しいあらすじ(ネタバレあり)
簡単なあらすじ
下記は、出版社のサイトに掲載されているあらすじです。
クマタは、『かいがらのおくりもの』というえほんが大すきです。
まいにちまいにち、こえにだしてよんでいました。
よみおえるたびに、えほんの中にいるキツネの子に「ばいばい、またね」とはなしかけ、ほんとうのともだちのようでした。
ある日、山のむこうに大あめがふりました。
あちらでは、いえが水びたしになるなど、たいへんなことがおきている。
そうきいたクマタは、いてもたってもいられず、ともだちとそうだんして、えほんをおくることにしました。
一ばんたいせつなえほんをおくったところ、クマタにおれいのおてがみがとどいて……。
詳しいあらすじ(ネタバレあり)
続いて、物語の結末までわかる詳しいあらすじをご紹介します。これを読めば、絵本の内容がサクッとわかります。
クマタは絵本「かいがらのおくりもの」が大好き。1日に1度は必ず読んで、文もぜんぶ覚えているほどです。こんなお話です。
「かいがらのおくりもの」 キツネの子が海で拾った5つの貝がらを、なかよしのリスの子に見せます。1つあげようと思い「どの貝がら好き」と聞くと、白地に黒いしまの貝がらが好きとリスは言いました。キツネは自分が好きなのと一緒だったので、そのままあげずに帰りました。 その晩、キツネはよく考えて、リスの子にやっぱりあげようと決めました。一番好きな友達だからです。 次の日、キツネは白地に黒いしまの貝がらをリスにあげました。リスの子は「ほんとうにありがとう」と大喜び。嬉しそうに貝がらを耳にあてました。 大雨が降りつづき、山のむこうのふかみどり村は、川があふれて水びたしになってしまいました。お父さんたちが手伝いに行くなか、クマタたちも何かしてあげたくて、文房具や絵本をおくることにしました。クマタはどの絵本をおくるのか、とてもなやみました。最初はいやだったけど、よくよく考えて「かいがらのおくりもの」をおくることにしました。 後日、ふかみどり村のウサギさんから手紙が届きました。その手紙には、一度読んだだけでお話も絵も大好きになったこと、クマタさんもお話の中のキツネさんのようにやさしいと思ったこと、クマタへのありがとうの気持ちが書かれていました。 クマタは返事を書いて、ポストへ急ぎました。「おへんじかいたよー」とふかみどり村のほうにハガキをふってみせました。 |
「一さつのおくりもの」読書感想文(例文)
クマタは絵本「かいがらのおくりもの」が大好きで、何度も読んでいる大事な絵本です。クマタがこの絵本を好きな理由がわかる気がします。とてもやさしい気もちになる本だからです。
この絵本は、キツネが海でひろった貝がらをリスにあげるお話です。キツネが5つの貝がらをリスに見せると、リスは「これがほしい」と言いました。でも、それはキツネが一番好きな貝がらだったのです。その場ではあげずにいちどかえったきつねでしたが、一ばんよく考えて、次の日にその貝がらをリスにあげました。一番好きな友達だったからです。リスは大喜びで貝がらを耳にあてました。
そんなお話なのですが、それと似たようなことが起こりました。山のむこうのふかみどり村が大雨で水びたしになってしまい、クマタたちは何か助けになりたいと絵本などを送ることにしたのです。ところが、クマタはどの絵本をおくろうかまよいます。そして、よく考えて「かいがらのおくりもの」をおくることにしました。
すると、また絵本と似たようなことがおこります。ふかみどり村のウサギさんからお礼のお手紙が届いたのです。そこには「クマタさんは絵本にでてくるキツネさんのようにやさしい」と書かれていました。これを読んだクマタはとてもうれしかっただろうなと思います。自分が大好きなキツネに似ていると言ってもらったのだから。
クマタとウサギさんとのお手紙のやりとりは、これからも続いていくはずです。きっと絵本のキツネとリスのようにとても仲がいい友達になるのだろうなと思います。
「一さつのおくりもの」感想文 書き方のポイント
「一さつのおくりもの」の読書感想文を書くにあたり、おすすめの着眼点・ポイントをあげています。この中から、書きやすいものをいくつか選んで内容に入れることで、あなたらしい感想文になるはずです。
- 絵本「かいがらのおくりもの」の説明
- クマタと絵本のキツネの行動が同じ(大好きなものを人にあげる)
絵本「かいがらのおくりもの」の説明
読書感想文では、絵本「かいがらのおくりもの」の内容についてふれるのがおすすめです。このお話のいちばんのポイントはこちらです。
キツネがリスに自分のお気に入りの貝がらをあげた
(理由:一番大好きな友達だったから)
キツネはすぐにはあげませんでしたが、1日よく考えてから、リスにあげています。
このときのキツネの気もち、または自分だったらどうするか、などを書くとよりあなたらしい感想文になります。
クマタと絵本のキツネの行動が同じ(大好きなものを人にあげる)
クマタと絵本にでてくるキツネは、同じような行動をとります。
- クマタ:ふかみどり村に、大好きな絵本「貝がらのおくりもの」をおくる
- キツネ:大好きな貝がらをリスにあげる
大好きなものをだれかにあげる、という点で同じことをしています。2人ともすぐには決めれず、まよってからあげているのも同じです。
感想文で、クマタは大好きなキツネと同じことをしていることにふれ、それについてどう感じたかを書くと、より感想文の内容が深まると思います。
まとめ:「一さつのおくりもの」あらすじ・読書感想文
「一さつのおくりもの」あらすじ・読書感想文でした。
大好きなものを人にあげることで相手からとても感謝される、読んでいてとてもやさしい気もちになるお話です。
ご紹介したポイントをおさえつつ、クマタの気持ちを想像しながらぜひあなたらしい感想文を書いてみてください。
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