宮沢賢治「やまなし」あらすじ・読書感想文|クラムボンの正体とは何?

感想文
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「クラムボンはわらったよ。」という言葉がすごく印象的な宮沢賢治の『やまなし』、国語の教科書で読んだという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、この作品の

  • あらすじ
  • 読書感想文
  • クラムボンの正体とは?

についてまとめています。

読書感想文を書こうと思ったら、ぜひ本記事をささっとご覧になってみてください。結末までわかる簡単なあらすじで内容をつかんで、感想文の例文でイメージをふくらませてみてください。

感想文を書く際のヒントになる”クラムボンの正体”についてもふれています♪

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あらすじ

5月、2匹の兄弟カニが「クラムボンは笑ったよ」と水の底で話をしていた。そこへ、1匹の魚が、兄弟カニの頭の上を通り過ぎて行った。それを見ていた兄弟カニは、クラムボンが死んだのか、殺されたのかと話し出した。すると、また魚が戻って来て下流の方へ行った。そして、魚は、また泡や光を遮りながら上流へ行った。

 

弟カニは、魚が行き来する理由を問いかけると、兄カニは「悪いことをしているから」と言った。その時突然、鉄砲玉のようなものが飛び込んで来て、魚もろとも見えなくなった。兄弟カニは驚いて声も出ず、固まってしまった。

お父さんカニがやって来て、何があったか尋ねると、兄カニがこの事を話し怖がった。お父さんカニは「心配ない。樺の花がきれいに咲いている」と気を紛らわすように言った。それを聞いていた弟カニも怖がった。

 

12月、兄弟カニは大きくなり、季節も夏から秋へと変わった。ある夜、兄弟カニは月が明るく水がきれいなので、外に出て泡を吹きながら、天上を見上げていた。兄カニは「僕の泡は大きい」と言うと、弟カニは「兄さんはわざと大きく吐いている」と反論し、大きく泡を吐いた。

2匹で大きさ比べをしていると、お父さんカニが出てきて「伸びあがってはいけない。もう寝なさい。」と注意をした。兄カニが「どちらの泡が大きいか」と尋ねると、お父さんカニは「兄さんの方だ」と言った。弟カニは「僕の方が大きい」と泣きそうになって言った。

 

その時、天上から黒くて丸い大きなものが沈んできてすぐに上へ登って行った。兄弟カニはカワセミだと言ったが、お父さんカニは、カワセミではなく、やまなしだと言い、横歩きで追いかけた。周りにはいい匂いがしており、「2~3日待つと沈んでくるから、それから食べよう」と言い「帰って寝るぞ」と言って3匹で穴に帰って行った。

読書感想文

僕は、クラムボンはいったい何をしているのだろうと考えた。カニの兄弟が話している会話から、クラムボンは、笑ったり、はねたりして遊んでいるようだから、1匹ではなく、たくさんいるのだと思った。だから、クラムボンが学校で運動会をしていると思った。かけっこしたり、笑いながら応援したり、飛び跳ねたり、踊ったりして楽しそうにしているからだ。

 

そんな楽しい運動会をしている時に、自分たちよりも大きい魚がやって来たら、クラムボンは驚いて怖かっただろうなと最初は思った。もし、僕たちが学校で運動会をしている時に、恐竜みたいに大きなものがやって来たら驚いて、腰を抜かしてしまうだろうと思ったからだ。

でもカニの兄弟は、魚が戻って来たときに「クラムボンは笑った」と言っていたから、魚は行ったり来たりしているだけで、実際は何もしなかったのかもしれないし、大きな魚はきっとクラムボンと遊びたかったのだなとも思った。

ひょっとしたら、これはオリンピックのような大会で、魚が行ったり来たりしていたのは、魚のかけっこ競技で参加していただけなのかもしれない。そう考えると、カニの兄弟は観客のようだと思った。

 

でも、そんな楽しい水中オリンピックの最中に、魚が急にいなくなってしまった。カニの兄弟は、すごく驚いて怖かったと言っている。

そこで、僕はまた何が起こったのかを考えた。お父さんカニは、魚は怖いところへ行ったと言っているが、心配ないとも言っているから、僕は魚が次の競技の会場に瞬間移動する手品だったのではないか思う。

 

もうすぐ東京でオリンピックが始まって、世界中の人たちが日本にやって来る。水中では、カニのように水の底に住んでいる生き物、魚のようにウロウロと泳ぐ生き物、クラムボンのように飛んだり跳ねたりする生き物など色々な生き物がいる。僕たちの世界も色々な国の人たちがいる。今度のオリンピックでは、世界中の人たちが日本に来て、楽しかったと言ってくれたらうれしいなと思う。

クラムボンの正体とは?

物語に登場する謎の生き物?”クラムボン”とはいったい何なのでしょうか?ここでは、その正体について考察してみたいと思います!

まず私の結論を先に。クラムボンとは、、、

 

  • 川底をのぞく人間

 

のどちらかではないかなと考えました。とくに、泡説が有力なのではないかと思っています。それぞれの理由について、ご紹介します。

まず、クラムボンについて描写されている点を順番に抜き出してみました。すべて、カニたちが話しているセリフです。

クラムボンは笑う

  • 『クラムボンはわらったよ。』
  • 『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
  • 『クラムボンはねてわらったよ。』

クラムボンは殺されてしまう

  • 『クラムボンは死んだよ。』
  • 『クラムボンは殺されたよ。』

殺されたはずのクラムボンが再び笑う

『クラムボンはわらったよ。』

 

さて、これらの描写をふまえて、クラムボンの正体は泡説・人間説について見ていきましょう。

 

まず、”クラムボンは泡説”について、、、

川に存在する泡、カニが出す泡は、かぷかぷ水面のほうへとのぼっていきます。その様子は、跳ねているようにも見えますし、笑っているとも捉えることはできるでしょう。

そして、殺されてしまうというのは、単に泡が消えてしまうということ。その後にまた笑うと言われるのは、再びカニが泡を出しただけ。

そう考えると、辻褄は合います。

 

極めつけは、クラムボンを英語にすると、

  • crab(クラム):カニ
  • bomb(ボム) :爆弾

となります。直訳するとカニ爆弾(泡?)となり、かなり納得度が上がるのではないでしょうか。

 

次に、”クラムボンは人間説”について、、、

カニが見上げる水面の向こうには、川をのぞき込む人間の顔があります。水面の向こうは当然、ゆがんだりして綺麗には見えません。だから、かぷかぷしたり跳ねたり笑ったりしてるように見えると考えられます。

また、死んだ・殺された理由としては、単に人間が移動していなくなっただけ。だから、再び誰かが川をのぞき込んだら、クラムボンは笑うという推察です。

 

個人的には、カニの出す泡なのではないかと考えているのですが、あなたはどう感じましたか?

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まとめ

クラムボンが印象的な童話、宮沢賢治「やまなし」について見てきました。

読んでいると風景が見えてくるような、自然で透き通るような作品です。読みやすいので、読書感想文としては書きやすいのではないでしょうか。

クラムボンについて自由に想像しながら書くと、すらすらと文章が進むと思いますよ。ぜひ素敵な感想文を書いてみてくださいね。

他の作品については、こちらでまとめています。賢治の作品が気に入ったら、ぜひご覧になってみてください。

 

そうそう、クラムボンと言えば、、、この方たちを忘れてはいけません。

バンド名の由来は、やっぱり「やまなし」だそうです。すてきな音楽なので、よければぜひチェックしてみてください♪

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