「期待していない自分」けやき坂46の歌詞の意味とは?|曲からもっと元気をもらえる解釈を

音楽

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けやき坂46の「期待していない自分」、MVをとても見ごたえがあって、見どころやコンセプトなどがテレビでも取り上げられ話題になっていますね♪

そんなこの曲ですが、歌詞もとてもメッセージ性があって奥深いです!何度も聞くと、いろんな思いが重なって、どんどん深みのある曲になっていくんです。

今回はこの曲を聞いて感じた私なりの解釈をご紹介したいと思います。本記事をご覧になったあなたに、新しい発見があれば幸いです。

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「期待していない自分」歌詞の意味 反ポジティブ思考という解釈

この曲を聞いてまず感じたのが、

 

青春時代の葛藤

 

がテーマだということです。

しかも、その葛藤をただ”前向きに進もう!”などと変にポジティブな言葉ではげましたりせずに、

 

マイナスもプラスも飲み込んだうえで、希望を漂わせている

 

という点が魅力です。

わかりやすいポジティブフレーズを散りばめずに、しずかに寄り添ってくれるような歌詞が心地いいなと感じました。「期待していない自分」が収録されているアルバムが、『走り出す瞬間』というタイトルなのもしっくりきます。

 

MVのメンバーの衣装を見てもわかるように、みんな制服姿ということから、高校生くらいの年代が抱える葛藤が描かれているのは、間違いないでしょう。10代の多感な時期の心にまさにすーっと染み込む、そんな曲になっていますね。

 

 

それでは、詳しく歌詞の世界に入っていきたいと思います♪

10代の時期は本当に、いろんなことで悩みますよね。恋愛、友達、進路、親などなど思うことはつきません。このどれか、または複数で、誰しも悩んだ経験はあるのではないでしょうか。

 

冒頭で歌われているフレーズは、弱くなってしまった気持ちを自然に表していますよね。

何もない道でつまずいてしまった僕が

僅かな段差でも有れば
言い訳出来たのに

って思うところなんて、すごく共感しました。心が沈んでいるときは、本当にこんな気持ちになります。

自分がダメだってことわかってるのに、言い訳できる何かがあったらなぁと。

それなら、自分の弱さを直視せずに済むから少し心が楽になると。負のループにはまるときの思考の流れですね。

 

2番もマイナスな意味の歌詞から始まります。

下ばかり見て歩いていたらつまづくこともない、と。

でも

景色を見ない人生は幸せなのかな

とも歌われます。

 

目標や夢を追いかけるのはリスクがいることです。とくに、親や友人からの反発は避けられないでしょう。大きなものであればあるほどに。

あなたのことを心配して言ってくれているわけですが、それが善意だからこそ反発もしずらく、余計に悩んでしまったり・・・。

 

だから、おとなしく波風立てずに顔色をうかがいながら進んでいけば、ストレスは減るでしょう。だけど、同時に

 

「見れたかもしれない輝く景色を見ないなんて、どうなの?」

 

とこの歌詞の中の主人公は考えます。プレッシャーや恐怖に負けて、何かをあきらめかけそうになっている状況で聞いたら、ドキッとするフレーズです。

とはいえ、多くの人は大人たちに反対されると、

 

「たしかにそうかもしれない」

「将来、後悔することになるかも

「まあ、可能性は低いしのは間違いないし」

 

などと自己説得を始めてしまい、つまづかない人生・景色を見ない人生を選択しがちです。もちろん、すぐそうなるわけじゃなく、自分なりにいろいろもがいて悩み続けて、最終的にそこに着地するわけですが・・・。

この曲の主人公も、まさにそんな悩みの真っただ中にいます。

気持ちが下がったり、上がったり。落ち着かない青春の中、心が揺れ動いています。そんな日々を過ごす中、ひとつの結論に達します。それは、繰り返し歌われるサビのフレーズの内容です。

 

期待しないって事は
夢を捨てたって事じゃなくて
それでもまだ何か待ってる事

 

ここがこの曲の核心!ではないでしょうか。

 

期待しないというのは、自分に対してということです。この歌詞の直前に、自分のことを”良いところ何もない”と言っていることからも、間違いないでしょう。

 

自分に期待なんかしないけれど、夢を捨てたってわけじゃない。

 

ということになるわけですが、、、

 

え、それってどういうこと??

 

と、正直1回目に聞いたときは思ってしまいました💦

曲調やMVの内容から考えても、プラスの意味であることはほぼ確実ですし、いったいどういう意味なんだろう。そんなことを踏まえて、このラストの歌詞を考えてみました。

いろいろ考えたものをぎゅっと凝縮して言うと、、

 

自分に期待しすぎずに、自分の思う道を進んでいこう

可能性はあるはずだから

 

といった意味になるのではと。

よく言われる「夢は必ず叶う」なんて言葉がありますが、あれはけっこう無責任な言い方だと私は思います。

それは努力・運などいろんな要素が絡み合ってくるわけで、”必ず”なんてことはないです。それでも、そんなことを言えてしまうのは、自分には関係ないからでしょう。その場では、応援してくれる良い人感もにじみ出ますし。

だけど、「絶対夢は叶うんだ!」と突き進み、壁にぶち当たって挫折すると、大きな傷を負ってしまいます。もちろん、一度や二度なら何とでもなるかもですが、人によってはポキリと心が折れてしまい、無気力な状態になってしまったり・・・

 

 

でも、最後の歌詞にもあるように”それでもまだ何か待ってる事”とあるように、自分はたいしたことないけれど、「何か可能性があるかもしれない」といったこの状態は精神的にちょうどいいですよね。

絶対叶うとは言い切れないけれど、可能性はある!というスタンスで頑張る、夢に向かう姿勢として健全なんじゃないかと思います。

 

 

”ポジティブ思考”が良いなんて人もいますが、これは挫折したときに「なぜ・・・」とショックを受けてしまいやすい考え方と言えます。だって、絶対いけるはずだ!とばかり考えて、だめだったときのことを想定してないわけですから。

それよりも結果がどうであれ柔軟に受け入れ、次のステップへとしなやかに進めるような”可能性思考”が、良いのではないかと思うわけです。

 

そんなことが、短い歌詞のなかに凝縮されているのではないでしょうか。とても、エネルギーがつまった名曲だと感じます☆

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まとめ

けやき坂46「期待していない自分」の歌詞について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

この曲のポイントを簡潔にまとめておきたいと思います。

 

青春時代の葛藤(進路や恋愛など)に

自分に期待しすぎずに、けれどもしっかり進んでいこう

可能性を信じて

 

誰にもある10代のころの悩みを乗り越える大きなヒントが込められた曲だと感じましたが、あなたはどう思われましたか。すこしでも、この曲を深く楽しむきっかけになればうれしいです(^^♪

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