悪口を聞かされると、ちょっと嫌な気持ちになったりしますよね。たまにならいいですが、職場や学校などで、ずっと悪口を言われたらうんざりしてしまいます・・・。
一方で、ほとんど悪口を言わない人もいます。誰しも嫌なことやストレスは多かれ少なかれあるはずなのに、なぜ違いが生まれるのでしょうか?
今回は、悪口を言う人と言わない人の心理・考え方の違いについて迫っていきたいと思います。両方の考え方を知ることで、きっとあなたの毎日の幸福度が上がるはず。ぜひご覧になってみてください。
悪口を言う人 5つの特徴
悪口を言う人の特徴をまとめています。これを見ると、毎日のように他人の悪口や不平不満を言っている人は、いろいろお悩みであることがわかります。心理がわかれば、すこし優しく対応できるかも。仕事先、学校、SNS(ツイッター、ラインetc)等さまざまな所で、悪口を見聞きしますが、上手な対処のヒントになれば幸いです。
もしも、あなたに共感する内容があっても気にする必要はありません!この次にご紹介する「悪口を言わない人の特徴」の考え方を真似すれば大丈夫♪
では、ちょっと重い内容になりますが、悪口を言う人の心理・考え方の特徴5つを見ていきましょう。
自信がない
悪口を言う人は、自分に自信(自尊心)がないという特徴があります。自分に自信がないと思う理由のひとつは、他人と必要以上に比較してしまうからです。もちろん、比較することが絶対いけない訳ではないですが、何にでも上には上があるものです。
また、自分が優位に立ちたい・よく思われたいという欲が強いことも挙げられます。この心理は程度の差こそあれ、人間誰しも持っています。が、悪口を言って相手を落とすことで優位に立とうするやり方には問題がありますよね。
プライドが高く他人と比較してばかりだと、悪口も自然とこぼれてしまうというものです。
嫌な出来事を何度も思い返す
悪口を言う人は、自分が悪口を言われたことをよく覚えています。
不満に思ったこと、注意されたことなどなど、嫌な出来事をどんどんストックし、悪口として放出します。嫌な出来事を何度も頭の中で再生し、悪口を言うことでまた思い返して記憶を補強し・・・と、何度も自分にとって嫌な場面を脳内に描いています。
聞かされる方もうんざりですが、実は悪口を言っている本人も相当きつい状態です。ストレス発散になる一面もありますが、精神的な自傷行為に近いものがあり、マイナスのほうが大きいのではと考えます。
感情が流されやすい
良いことがあればテンションがあがり、悪いことがあれば落ち込む、という気持ちの変化があるのは普通ですが、これも度が過ぎると問題があります。
例えば、昼ドラの主人公を思い浮かべて頂くとわかりやすいと思います。さっきまで急に喜んでいたと思えば、嫌なことがありこの世の終わりのように沈んだり、そうかと思えば復讐心を燃え上がらせたり・・・と周囲の出来事・環境に振り回されます。
これでは、自分の感情を全くコントロールできていません。幸も不幸も完全に他者依存してしまっています。このような心理状態だと、気持ちが不安定でネガティブになりやすく、悪口へとつながってしまいます。
ストレス
ストレスが溜まりやすいことも大きな理由です。
他人と比較ばかりしたり、嫌なことを何度思い返したり、自分の感情をコントロールできてなかたり、とそんな毎日だと当然ストレスもたまりやすくなります。
そんなストレスを解消するためにも、悪口や不平不満を言ってしまうのですが、それが結果的に新たなストレスの種となってしまいます。言ってる瞬間はたしかにスッとするかもしれません。
しかし、周囲の人も嫌な気持ちが移り、空気が悪くなることを考えれば、決して良い方法ではありません。
無意識に言ってしまう(愚痴と悪口の区別がない)
やっかいなのが、悪口を言ってる自覚がない人です。本人は悪気なく話してるつもりでも、聞く人によっては悪口に捉えられることもあります。相手との間に誤解が生まれやすく、ちょっとややこしいケースです。
また、悪口は話題として当たり前と考えてる人もいます。親や親せきなどがよく悪口を言う人たちで、幼いころからそれを見て育つと、コミュニケーションとして悪口は普通のことという認識になっても不思議ではありません。それほど、子どもにとって親の影響力は大きいものです。
悪口を言わない人 5つの特徴
ここからは、気持ちを切り替えて、悪口を言わない人の心理・考え方の特徴についてです。毎日楽しそうに穏やかに生きている人は、ここでご紹介する複数の習慣を無意識にしています。
ひとつひとつはシンプルな習慣ですが、奥深いものがあります。さあ、悪口を言わない人の心の中をのぞいてみましょう(^0_0^)
自分に優しくする
悪口を言わない人は、必要以上に自分を責めません。「自分は何てダメなんだ」「自分は○○ができない」などと考えて、自分で自分のことを傷つけるのは、問題の解決にならないことを知っているから。
自分のことを認めて好きになることがポイントです。何か失敗しても、「○○を失敗した自分がダメ」と考えるのではなく、「○○を失敗した」ことと「自分」を切り分けて考えます。すると、失敗したことを反省し成功することに注力しやすくなります。
こう考えることで、他人と比較することも減っていき、必要以上に落ち込まず心に余裕が生まれます。
許す
何か相手から文句を言われたり、きつく当たられたとします。これを根に持つと悪口を言うことにつながりますが、許すことができれば悪口は生まれようがありません。悪口を言わない人は、許す能力に長けていることが多いです。
「自分に非があったかもしれない」「相手も疲れているかもしれない」「相手のいうことも最もだ」などと相手の立場を思いやることで、必要以上に落ち込まず、怒らず、感情のわだかまりを残さず、自然な対応へとつなげることができます。また、わざわざ伝えてくれたことを相手に感謝することができれば、より良い関係が築ける可能性が生まれます。
忘れる
悪口を言う人は、嫌な出来事を何度も頭の中で繰り返す特徴がありますが、悪口を言わない人は、きれいに忘れます。いったん反省すれば、気持ちを切り替えて次へと進むのです。
辛い出来事を何度も思い返えせば、そのたびにあの時の辛い気持ちが甦ります。悪口も言いたくなってしまいます。しかし、当然ながら過去は決して変わりません。
必要以上に過去を顧みず、どうすればより良くなるのか考えて行動することで、気持ちが浄化され、悪口を言うという発想自体がなくなります。人間は同時に複数の感情を味わうことはできないからです。
目標・目的を持っている(小さいもので大丈夫)
人間は、目標・目的がないと真っすぐに進めない生き物です。ちょうど、行先の定まらない自転車がよろけて止まってしまうように。
大きな目標や野望を持っている人は、多少の批判など気にせず邁進します。もちろん、自分も悪口なんて言ってる暇もないので、ぐんぐん突き進みます。自尊心・セルフイメージが自然と高くなり、悪口と無縁になっていきます。
というように、目指すものがあれば悪口を言うことは少なくなります。ちなみに、目標はどんな小さなものでもいいのです。例えば、「毎日、手帳をつける」「いつもより30分早起きする」などの目標を持ち達成することで、自信が生まれてより自分が好きになっていきます。
今を楽しむ
悪口を言わない人は「今」を生きています。必要以上に過去の嫌なことを思い返さず、未来の心配をしてふさぎこまず、今この瞬間を生きています。その点では、子どもに近いかもしれません。小さな子どもは毎日、その日をめいっぱい楽しんで満喫していますよね。
一方、悪口を言う人は過去に生きています。すでに過ぎ去った嫌な出来事を話しているからです。つまり、本当は楽しかったかもしれない今という瞬間を台無しにしているのです。自分だけでなく、周りの人に対しても・・・。
自分にとって嫌なことばかり考えてると、無意識で嫌なことを探し出し、嫌なことを見つけるプロになってしまいます。それは、苦しみを自ら作り出しているようなもので、とても不幸な習慣です。大人になると、心配・悩みが増えるので難しいところですが、ふと「私は今を生きてる?」と自問自答してみるだけでも、少し変わってきます。ぜひ、試してみてください。
悪口を言う人/言わない人の心理・特徴 まとめ
悪口を言う人・言わない人の考え方・心理の違いについて見てきましたが、思い当たる節や共通点など見つかりましたでしょうか?長くなりましたので、ここで今回の内容を簡潔にまとめておきたいと思います。
悪口を言う人の特徴5つ
- 自信がない
- 嫌な出来事を何度も思い返す
- 感情が流されやすい
- ストレス
- 無意識に言ってしまう
悪口を言わない人の特徴5つ
- 自分に優しくする
- 許す
- 忘れる
- 目標・目的を持っている
- 今を生きる
悪口を言う人の心理がわかることで、今までより優しく接してあげられ、聞く方も心にゆとりが生まれるのではないでしょうか。悪口を言わない人の習慣を見ると、ひとつひとつはシンプルな習慣ですが、これが積み重なると毎日の幸福度は大きく変わってきます。ぜひ、気になる習慣があれば、お試ししてみてください。
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