絵本「めがねをかけたら」あらすじ・読書感想文

感想文

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くすのきしげのりさんの絵本『めがねをかけたら』は、初めてメガネをかけることになった小学生の女の子のお話です。

クラスでは誰もメガネをかけていないので、「自分だけかけるのは何だか恥ずかしい」「みんなの目が気になる」といった、女の子の気持ちがストレートに描かれていて、とても心に響きます。

 

この絵本の対象年齢である小学校低学年のときに読んだら、とても共感できるはず☆大人が読んでも、子どもの頃の気持ちを思い出させてくれるステキな一冊です。

そんな「メガネをかけたら」は、 青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書にもなった作品なので、読書感想文の宿題にもピッタリです♪

本記事では、内容がさっとわかるあらすじ・読書感想文をご紹介しています。ぜひ感想文を書く際に参考にしてみてくださいね(*^^*)

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「めがねをかけたら」あらすじ

メガネをかけなくちゃいけなくなった。クラスでひとりだけメガネだと、男子に笑われちゃうかも。

そんなの ぜったいに いや!

しぶしぶメガネやさんに来たけれど、パパやママ、店員さんはメガネのことばかりほめている。メガネをかけても、わたしは変わらないのに。

 

次の日、メガネをかけていないわたしに、先生が気がついた。先生は小学生のときからメガネをかけていたらしい。
嫌がるわたしに、先生がいった。

「でもね、メガネを かけたら、よく みえるのよ」

 

次の日、朝起きるとママがメガネをかけていた。バリバリお仕事をしていた時にかけていたメガネ。今日はいつもよりはりきって朝ごはんがつくれたみたい。

 

その日、うつむきながら教室に入ったけれど、みんなはメガネに気がついた。あれこれ言われて困っていると、メガネをかけた先生がやってきた。

メガネをかけると、みんなの心がわかるんだって。

 

そして、朝会にいくと、校長先生やほかの先生もメガネをかけていた。みんなで驚いていると、先生がわたしにウィンクをしてきた。

せんせい、メガネをかけたら、ほんとうに よく みえたよ。

だって、せんせいの やさしい こころまで みえたんだから。

 

読み終わると、あったかい気持ちになれるストーリーですよね。先生の心だってメガネは見せてくれるんですから(^0_0^)

この絵本の作者くすのきしげのりさんはたくさん本を出していて、「いまからともだち」「うれしいやくそく」など、やさしい気持ちになれる作品がたくさん☆よければ、他の絵本も📖

👉くすのきしげのりさんの他の絵本をみてみる

「めがねをかけたら」読書感想文

わたしもメガネをかけたのは、小学生の頃だった。だけど絵本の「わたし」と違うのは、みんなと違うことをするのがかっこいいと思っていたこと。

 

たくさんの人の中で自分だけ違うところがあるというのは、もしかすると恐いことなのかもしれない。いつだれに「あっ、あいつ、変だぞ!」と指をさされるかもしれないからだ。

だけど、先生たちのような人たちが、だれかひとりは、必ずいるはずだ。それが大人なのか子どもなのかはわからないけれど、きっと「わたし」のように困っている人を、助けてくれるだろう。

 

「わたし」がメガネをかけていくと、みんなが集まってあれこれ言ってきて困ってしまうシーンは、なんだか分かるなあ、と思った。聞かれたことに答えたら、それをきっかけに、さらにバカにされたりとか、何か嫌なことが起こってしまうかもと、心配しているのかもしれない。例えば、いじめとか、仲間はずれだとか。

 

みんながあれこれ聞いてきたりバカにしたりするのって、やっぱりその人に興味があるからなんじゃないのかなあと思う。何か自分の心をひくものを、その人が持っているから、あれこれ聞いたり言ったりするのだ。みんなのそんな思いを感じ取って、わたしはどこか不安だったのかもしれない。

 

最後に先生が教えてくれたことで、「わたし」はメガネをかけている自分を認められたように思う。自分に自信がないと、周りを気にしてあれこれ考えちゃう。だけど、誰かひとりでもその不安を知ってくれる人や、仲間だよと言ってくれる人がいると、「わたしはわたしでいいんだ」と、安心して次に進むことができる。

 

大人も子どもも、どこかで自信をなくしたり、不安になったりすることがあるかもしれない。そんなときは、自分を信じて、大切な誰かと、前に進めるといいな。わたしも、大切な人たちと一緒に、毎日どんどん、自信を持って歩いていきたい。

「めがねをかけたら」読み聞かせ動画

読み聞かせ動画は複数あるのですが、とくに私が聞きやすいなあと思ったのが、こちらです。クセがあまりなく、でもほどよく感情が入っているのが私にはちょうどいい感じでした。

あと、本のページのめくり方もなんだか好感を持ちました。絵本が新しい?からなのか、めくりにくそうでちょっとスムーズじゃないところが、”続きが早く見たい”という気持ちを盛り上げてくれます☆

 

そして、とっておきの動画が!!

何と、こちらは作者のくすのきしげのりさんが登場し、貴重なお話をされています。

それは、この本を題材にした読書感想文の書き方です!

先生の登場は56秒あたりから。話されている内容の大事なところをまとめてみました。

この本を書いた理由:子どもたちの中に思いやりの心が育ったら」

感想文のポイント :自分がはじめて経験したこと、

          そのとき見守ってくれた人について書く

”思いやり”の大切さを伝えたいと思って、書かれた本だったのですね。たしかに、担任の先生の思いが、お話のラストで女の子にしっかりと伝わっていて、思いやることの素晴らしさを感じます☆

 

そして、作者自身が教えてくれる感想文の書き方のポイント♪これは、参考にするしかないでしょう(^0_0^)見守ってくれた人についてしっかり書くことで、自然と思いやりの大切さが伝わる内容になると思いますよ。

 

さきほどご紹介した感想文の例にも、そういった点をふまえて書かれていますよ。

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まとめ

「メガネをかけたら」のあらすじ・感想文の例について見てきました♪

女の子が初めてメガネをかけることを通して、人を思いやることの大切さを教えてくれるあったかい絵本でした。大人が読んでも、気持ちが優しくなるラストシーン、本当いいもんですよね~。

また、作者のくすのきしげのりさんが教えてくれる読書感想文の書き方のコツも要チェックです!もう一度、大切な点を振り返っておきましょう。

感想文のポイント 

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  • 自分がはじめて経験したことについて書く
  • そのとき見守ってくれた人について書く

となります。ぜひステキな読書感想文を書いてくださいね✍

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