「読んだら忘れない読書術」内容と感想~要点まとめ~

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『読んだら忘れない読書術』って、とても魅力的な書名です。読書好きの方ならとくに魅かれるのではないでしょうか。

著者は、精神科医の樺沢紫苑さん。『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』など数多くの本を出されています。

たくさん読んでも、意外と内容を覚えてなかったりすることが私の悩みでした・・・もしも、同じ悩みをお持ちなら、とても役立つ一冊となっています。私なりに特に役立った本の要点をぎゅぎゅっと凝縮してみました。ぜひ読書の質をアップしたいとお考えなら、ぜひご覧になってみてください☆

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内容と要約

この本のポイントを私なりに凝縮したものが、こちらの2点です。

 

  1. アウトプットする 
  2. スキマ時間で読む

 

では、それぞれ具体的に見てきましょう。

アウトプットする

アウトプットの方法として、次のようなものが挙げられていました。

 

  • 読みながら、ラインを引いたりメモをとる
  • 人に話す
  • 短文でもいいので感想・気づきをSNSに
  • 書評・レビューを書く

 

本を読みながら、マーカーで線を引く・メモを取るなどすることで、脳のいろんな部分を刺激することになるので、記憶に残りやすくなるとのこと。もし可能ならば、さらに音読をすることでより記憶の定着が期待できます。

 

人に話すことを前提で読むと、吸収力がアップします。いろんな切り口で本を紹介できるようになることを目指しましょう。

 

TwitterやFacebookなどSNSに感想をアップするのも効果があります。SNSの文章は第三者に見られるものなので、自分のノートや手帳にメモするのとは違った脳の働きがあります。そのため、記憶により残りやすくなります。

 

読み終えた当日ではなく、後日に書評・レビューを書きましょう。読んでから時間をおいたほうが、頭の中が整理されて論理的な文章になります。読書直後は感情的な文章になりがちで、レビューを書くには適していないそうです。

 

スキマ時間で読む

電車の移動時間、待ち時間などの隙間時間に読むことがおすすめされています。

それは、制限時間を設けることでほどよい緊張感が得られ、脳の働きを高めることができるからです。

 

例えば、「今日一日で一冊読む!」「3日で一冊読む!」など目標を決めておきます。そして、電車などの移動時間や待ち時間などで全力で読むことに集中!

時間を区切ることで緊迫感が出て集中力が高まり、記憶に残りやすくなるというわけです。たしかに、ほどよい緊張感が時間の濃度を高め、普段以上のパフォーマンスが期待できるのは間違いないでしょう。

 

また、人間はそんなに長く集中できないもので、15分一区切りくらいが理想と書かれています。そういった点からも、スキマ時間で読むのが適していると言えます。

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感想

この本には読書のメリット・本の選び方・著者のおすすめ本など読書に関するあれこれが広く書かれていますが、特に私の頭に残ったことは、上の要約でも触れましたが、

 

アウトプットすること

スキマ時間で読むこと

 

この2点です。本を読んだらアウトプットしよう!ということは、いろんな本でよく書かれていることですが、その方法をユニークに紹介されているのが印象に残りました。とくに「生グレープフルーツサワー術」、「ウルトラマン読書術」など、どういうことだろう?と気になる名前ではないでしょうか。

また、著者の人生を変えた本、著者がおすすめする珠玉の31冊、なども紹介されており、樺沢紫苑さんに関心があるなら、ぜひ読んでみるのがおすすめす。

 

ひとつ意外だったのが、『読んだら忘れない読書術』という書名ではありますが、この内容についてはボリュームがそんなに多くなかった点です。

その代りに、読書によって得られるメリットがたくさん述べられています。ここの好き嫌いは判断が別れるところでしょう。私の場合は、この部分を読むことで本がはやく読みたい!と思わされたので、良かったです。

読み終えてから思いましたが、たしかに”読んだら忘れない読書術”だけでは、これだけで一冊書くのはきびしいものがあるのかもと思いました。

 

全体を通して、著者の本への愛情が伝わってきて、本好きな方には楽しく読めるはずです。なんだか”本を読みたい!”と改めて思わされるんですよね。

 

そういえば、この本の中に、ハラハラドキドキといった感情が強く動かされた出来事は記憶に残りやすい、という話が出てきました。ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィンなど記憶力を高める脳内物質が出るからだそうです。

たしかに、本に限らず喜怒哀楽感情が強く触れた経験は何年経っても覚えているものです。だから、”読みたい!!”と思ったら、そのテンションがあるうちに読むのが記憶に残すにはベストタイミングだということです。

そんなことを考えていたら、また本を早く、そして深く読みたいと思わせてくれる良書です。普段の読書をより濃密な時間にしたいなら、おすすめの一冊です。

 

またこちらの動画でも気になる読書術について話されていましたよ。

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