M1グランプリ、THE MANZAIなどが漫才大好きなら、ぜひおさえて知っておきたい漫才作家 本多正識先生についてまとめてみました。
先生のプロフィール、そしてM1に対する鋭い意見などをピックアップしています!お笑い芸人に対する熱い想いを感じてください🔥
漫才作家 本多正識とは?作家になった経緯や現在の仕事
1958年生まれ、大阪府高槻市出身の本多先生のプロフィールをざっと見ていきたいと思います!
作家になったきっかけ
ある大阪のラジオ番組で「素人漫才道場」というコーナーがあり、こちらで11週連続で漫才台本が採用されたことがきっかけのようです。
初めは軽い気持ちで始めたそうですが、これほど続けば自信もつきますよね!
また、子どもの頃は体が弱かったらしく、それもこの仕事を志したのに関係があるかもしれませんね。そして、プロの漫才台本作家になってからは、当時若手だったトミーズなどと関わり、徐々に仕事の幅を広げて現在に至るそうです。
関西ローカル番組などでは、NSC講師をしている本多先生の様子がちょこちょこ放送されていたようで、関西のお笑い好きには知られている存在でした。若かりし頃の先生はめちゃくちゃ怖かったようで、生徒に怒鳴っている様子が放送されたり、その緊張感たるやすごいものがありました。
関西の一部お笑いファンには知られる存在だった先生が、急激に知名度を上げたのが「めちゃイケ」の特番の時に出演されたことだと思います。この時に初めて見たという方が多いのではないでしょうか。
ナイナイに「君らボケとツッコミ逆や」と言ったエピソードが印象的でした。今ではイメージしにくいですが、昔は矢部さんがボケ・岡村さんがツッコミだったのです。
NGKすぐ近くの難波のジュンク堂書店(現在はドンキホーテ)で、いちど本多先生を見かけたことがあるのですが、その時若手芸人の方も一緒でした。
すると、先生らのほうに近づきサインを求める人が。でも、芸人さんじゃなくて、先生にサインをお願いしてたようです。
たしかに若手の方はそんなに有名じゃなかったと思いますが、それにしてもめちゃイケの影響力はすごいなと思いました。
本多正識先生の現在の仕事は?
吉本NSC(吉本総合芸能学院)の講師をされています。ナインティナインがNSCに入学した時からずっと!
ナイナイはNSC9期生、2016年春に募集開始されるのが39期です。1990年から先生を務めておられるんですね。
また、吉本漫才劇場(旧5アップよしもと)で若手芸人のネタを見たり、賞レースの審査員などをしたり、しっかりと芸人と関わり続けておられます。現在、「5アップよしもと」は「よしもと漫才劇場」と変わりましたが、ここでも仕事をされているのでしょうか?
また、講師としてもご活躍されています。
NSC、よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)、大阪シナリオ学校などでも先生をされているようですね。現在の本多先生は昔のように怖くなく、とても柔和な表情を浮かべておられるので、気になる方は学びに行くのも有りではないでしょうか。
NSCは真剣に芸人を目指す人、YCCは真剣に裏方を目指す人 向けの学校ですが、大阪シナリオ学校はすこし柔らかい環境のようなので、趣味として習いに行きやすそうですよ。関西にお住まいの方はぜひ、問い合わせてみてはいかがでしょう。
他にも、2014年には2冊の本『吉本芸人に学ぶ 生き残る力』『芸人志願 〜お笑いタレントを目指すキミへ〜』を出されています。
どちらも、これからお笑い芸人を目指す人にとっては、必読ではないでしょうか。恐ろしいほどの弱肉強食の世界、ぜひNSCなどに入って活動を始める前に、心構えとして読んでおきたいところです。
本多先生 M1グランプリへの意見が熱い!
さて、ここからは本多先生のM1への愛ある指摘(2016年頃の情報)についてです。主に敗者復活のやり方について意見されています。
- カメラワーク
- コンビ名紹介
- 野外でする意味
- 敗者復活組の本戦での順番
についてです。
まず、カメラワークについて。
漫才をする芸人によって映し方が変わっており、例えば顔に特徴がある芸人はそれがわかりやすいように撮影されていました。例えば、アインシュタイン稲田さんなどのことですね。確かに顔の反り具合がわかりやすく、有利ですよね。
また、司会者が「次は○○です」とコンビ名を言ってネタに入るシーンがあったのですが、それをするなら全コンビ紹介しないといけない、という意見。
たしかに、今回は視聴者投票ということもあり、定点で撮影しまったく同じ条件で放送するほうがよかったのでしょうね、出演する芸人は立場上そんなことは言いにくいでしょうが、こんなことを思っているかもしれません。
野外でネタをする意味は何なのか?についても指摘されていました。
これも寒そうなところでやっていて、過酷な雰囲気を演出し、視聴者が面白がるといった程度の理由しか思いつきません。いちばんおもしろい漫才師を決めるという趣旨からはズレています。寒い中での漫才は、やる側も見る側もつらいですしね。
細かいと思われるかもしれませんが、芸人目線で考えるなら、先生の意見は全くその通りだと思います。
そして、多くの方が思っているであろう順番についても指摘してます。
なぜ敗者復活組がラストにネタを披露できるのか??
敗者復活組はトップにすべき。
(※現在は、ルールが改善されて、笑御籤によりどの順番になるかわからなくなっています)
というのは、最もです。決勝に選ばれたコンビの値打ちがないというか。いろんな賞レースで証明されているように、どうしても順番は勝負に大きな影響を与えるので、まずこの点は改善されたらいいなと感じます。
M1批判の多くは審査員についてが多くなりがちですが、それ以前に番組の構成なども改善の余地が充分あるのだなと、気づかされました。
これからのM1グランプリ、どんなふうに変化していくのでしょうか?そのあたりも楽しみにしたい と思います。
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