ピース又吉直樹・くるり岸田繁の人生の10曲|NHKミュージックポートレイト

音楽

NHKの「ミュージックポートレイト」は、二人の著名人が人生で大切な10曲について語り合う、音楽番組です。違った環境で生きている二人が、音楽を通して共鳴する感じがこの番組の見どころ。

先日出演されたのが、くるりの岸田繁さん・ピースの又吉直樹さん。お2人が人生の節目でどんな曲たちを聞いていたのか、とても印象的だったのでそれぞれまとめてみました。あわせて、興味深かった発言や感想もすこし載せています。新たな名曲との出会いもあるかも♪

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ピース 又吉直樹の「人生で大切な10曲」

平和

遠藤健司「カレーライス」

君がカレーライスを作ってて、僕は部屋でくつろいでいるというごく平和な日常の風景が歌われています。ただ、そんな日常に非日常が混ざります。

僕は座ってテレビを見てるよ

誰かがお腹を切っちゃったって

うーんとても痛いだろうにね

1970年に三島由紀夫が割腹自殺をしたことを指しています。三島の市ヶ谷駐屯地バルコニーでの鬼気迫る演説も、この曲のように届くことはなかったのだろうなぁと思わされます。

THE BOOM「からたち野道」

又吉さんが、太宰治や芥川龍之介を読むようになった中学時代、聞いていた音楽です。何回も聞いていたと語っていましたが、たしかにクセになる曲です。

奥田民生「MOTHER」

こちらの動画はパフィーバージョンです。パフィーもいいですが、作詞作曲をした民生さんの力強いMOTHERもぐっとくるものがあります。

又吉さんが芸人を目指すとき、大阪出身なのにいきなり上京した理由が印象的。サッカー部の人など周囲の目を気にしてだったのですね。

くるり「東京」

芸人を目指し上京したころは、バイトの面接を落ちまくるなど迷走中の又吉さん。バイトの面接落ちたお店で、後日インド人が研修をうけていて「彼に負けたんだ・・・」のエピソードが面白かったです。そんなどん底の時の時期、又吉さんに寄り添った曲。

真心ブラザーズ「明日はどっちだ!」

線香花火というコンビを解散し「未来がなくなった」と思っていた時、今の相方である綾部さんからコンビを組むことを誘われます。

タイプの違いすぎる綾部さんとコンビを組もうと思いきれたのは、この曲の影響もあったのだとか。たしかに前向きでパワフルな曲です。

YO-KINGさんと綾部さんのエピソードが紹介されていました。

YO-KING「綾部君、モテるでしょ」

綾部「まあ、モテると思います」

YO-KING「俺もモテるから、わかるよ」

これを聞いて、又吉さんは自分と全然違うなと思ったそう。

Bloodthirsty butchers「Jack Nicholson 」


又吉さんが売れずにもがいていた下積み時代に聞いていた曲。

当時の劇場での日々を「ダメな竜宮城」と例えていたのが印象的でした。まわりも売れない芸人たちばかりで、そこだけ時間が止まったような感覚を持っていたそう。何とも味わい深い比喩です。

竹原ピストル「オールドルーキー」


キングオブコントで結果を出し、テレビ出演が増えていく中で、新たな壁にぶつかりました。劇場とは勝手がちがい、不安に襲われていたそうです。そんな気持ちを前向きにしてくれたのが、この曲だそうです。

映画「さや侍」の音楽も担当していた、元野狐禅の竹原ピストルさんの名曲です。シンプルで歌詞がドカーンと頭に入ってくる一曲です。

ナンバーガール「IGGY POP FANCLUB」

解散してからもうずいぶんなりますが、未だにその余韻が醒めない人も多いのではないでしょうか。数々のミュージシャンに影響を与えていること間違いなしのバンドです。ボーカルの向井秀徳さんは、2015年紅白歌合戦で椎名林檎さんと共演したりで、話題になっていましたね。又吉さんも「めっちゃ聞いた」そうで、聞くと当時の記憶がよみがえってくるんだとか。

ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」

以前、サワコの朝という番組でもこの曲を紹介されていた又吉さん。ハンバートハンバートは「おなじ話」も有名ですが、こちらも名曲です。

又吉さん曰く「今の自分とも子どもの自分ともシンクロする」曲とのこと。歌詞は、表面的に読むと吃音症のことを歌っているようでもありますが、コミュニケーション全般のことを表しているようにも取れます。

くるり「太陽のブルース」

又吉さんが、人生の最後に聞きたいのはこの1曲。

今までの日々は永遠じゃなくて そう 一瞬だったさ

など、岸田さんがどんな意図で書かれたのかはわかりませんが、ところどころに終わりを連想するような歌詞がありますね。

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くるり岸田繁の「人生で大切な10曲」

眼鏡 音楽 楽譜

スコット・ジョブリン「The Entertainer」


映画「スティング」にも使われていた軽快な曲です。映画も曲名も知らなくても、なぜか誰もがどこかで聞いたことのある曲です。

TM NETWORK「1974(16光年の訪問者)」


意外な選曲です。シンセサイザーの音が好きで、歌詞をとばして間奏だけ聞いていたんだとか。岸田さんの小学校高学年はバンドブームでしたが、なぜかそこには影響されず、エレキギターを持っている人をいちびりと思ってたそう。

LED ZEPPELIN「GOOD TIMES BAD TIMES」

立命館高校時代に、先輩から紹介されたこの曲でロックの洗礼を受けたそう。たしかに、イントロが強烈です!

The Jon Spencer Blues Explosion「BELLBOTTOMS」

岸田さんは、大学時代にバイトを頑張って35万のギターをローンで買ったりしていたそうです。この曲のようなノリノリの大学生活を送っていたとのこと。若さと勢い溢れる一曲です。

くるり「東京」

歌詞を書くのに悩んでいた頃、「思ってたことを書けばいいんやな」と肩の力が抜けた時があったそうで、その考えのもとできたのがこの名曲!くるりをメジャーデビューへ導いた代表曲です。これでくるりの存在を知った人も多いのではないでしょうか。

Radiohead「PYRAMID SONG」

くるりはアルバムごとに作風がガラッとちがいますが、radioheadにも共通するところがあります。こういったバンドに影響を受けておられたのだと納得。

岸田さんは作りたい音楽に合わせて、バンド編成も変えていたのだそう。たしかに、くるりメンバーの入れ替わりは激しいものがありますよね。

モーツァルト「交響曲第39番(3楽章)」

順調に認められ、たまに音楽をやめたくなる瞬間もあった岸田さん。そんな不感症な心を躍動させてくれたのがオーケストラでした。

そして、ウィーンという新たな環境で作品をつくっていきます、チオビタのCMでもおなじみの「JUBILEE」など名曲が生まれます。

ザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」

おらは死んじまっただ

という歌詞が有名すぎる曲です。岸田さん曰く、「よくよく考えたら、いちばん京都っぽい」という大先輩バンド。早くから実験的で新しいことをするバンドでした。

岸田さんは今も新たな挑戦をされていて、何と京都市交響楽団にオーケストラ曲を書き下ろす仕事をしているそうです。

くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」

今のくるりの曲を選曲!本格的なHIPHOPを取りいれた密度の高い曲です。岸田さんは今の状況を「過渡期。無理に攻めた」と語っていました。どんどん変化していく貪欲さは、最高の魅力です。

「おぼろ月夜」

岸田さんが、人生の最後に聞きたいのはこの童謡。「何の感情も起こらへんけど、ひとつの景色が見えているのがいいなあ」とのこと。そう言われると、そんな気も。もしも、死ぬ時に脳内でこの曲が流れたら、きっと天国行きなんだなと思わされる素敵なメロディです。

あとがき

じっくりとお2人の10曲を見ると、やっぱりその人らしさが出るんだなぁと思えました。

又吉さんは曲について話す時、歌詞について触れることが多い印象でした。細かなフレーズを聞いて、楽しんだり勇気づけられたりしている様子でした。

一方、岸田さんは歌詞について言及することは少なく、シンセやイントロのギターについてなど音について触れることが多いように思いました。また、さまざまなジャンルの音楽(ロック、オーケストラ、童謡など)を挙げているのが、印象的でした。

又吉さん、岸田さんが好きなら、お2人が挙げていた中で知らない曲があれば聞いてみると、面白いと思います♪

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