突然ですが、道譲らない人が多くなったように感じます。
ぶつかっても知らんぷり、”避けないお前が悪い!”と言わんばかりの横柄な人たちは、なぜ道を譲らないのでしょう。彼ら・彼女らはどんな心理・考え方の持ち主なのでしょうか?
きっと本記事をご覧になっているあなたは、道を譲ってあげている側だと思います。道を譲るあなたからしたら、譲らない人の考え方は謎ですよね(・・?
そこで、道で進路を譲らない派の知人へのインタビュー等をもとに、道を譲らない人の心理について考察しました。
また、街でよけない人々に出会った時の対処法・ストレスが溜まらないシンプルな思考法についてもご紹介します☆これを知っておくだけで、ぐっと精神的に楽になるかも!?
道を譲らない・どかない人の心理とは?
道を譲らない人、もっとひどい「どけよ」と言わんばかりにぶつかってくる人、などの心理状態とはいったいどうなっているのでしょう?
まず、譲らない人が共通して持っている考え方として、
自分は悪くない(自分は正しい)
というものがあります。
つまり、”道を譲らないことは悪くない”と思っているのです。皆それぞれ、道をどかないでいい理由を持っています。(自分を正当化するために、作り上げているとも言えます)
以下、どのような理由があるのかについてご紹介していきます。
避けたら負け
道を避けたら負けと思っている人が、一定数います。
これが、不良などに憧れてしまう中学生くらいの子どもなら、何となくわからないでもないです。しかし、現実は老若男女問わずこの考え方の持ち主は存在しています。
彼らは、何の勝負をしているのでしょうか?
街中でどっちが先にどく・どかないのチキンレースを何戦もしているのでしょうか?
良識ある大人なら、譲り合うのが当たり前。思いやり、相手の立場になって考えるというモラルが薄れてきているのは間違いなさそうです。勝ち負けに捉われた考え方をしている時点で、もう負けているのではないでしょうか。
俺(私)のほうが上だ!マウンティング人間
偏見と捉えられるかもしれませんが、相手を見下しているような考え方を持っている傾向があるように思います。
マウンティング人間とでも言いましょうか、このようなタイプは普段から次のような特徴が見られることが多いです。
- 相手より優位に立ちたい
- 相手の言い分を絶対に認めない
学校や職場でもこういった人は、何人かはいるのではないでしょうか。具体的な行動例として、
- 自分の意見をがんがん押し付けてくる人。
- 子分を従えている人。(慕われているというより、力づくの主従関係)
- 聞いてもいないのに、自慢ばかりする人。
- すぐ感情的になる人。
- 変な自信を持っていて、自分を過大評価している人。
などなど、一言で表すと”自分のことしか考えていない人”です。だから、当然道を歩いている時も、「俺が歩く道なのに、なぜあいつはどかないんだ?」「邪魔なやつだ。あいつがどいて当然だろ」くらいに思っているのかもしれません。
あなたの道じゃないのにね。
いつも不機嫌で自分の感情・行動のコントロールができない
いつも機嫌が悪い人っていますよね。何に対しても、不平不満を持っている人です。道をよけずにぶつかってくる人にも、このタイプは多いです。
そして、肩でもぶつかったりしようものなら、、チッ!と舌うちされたり、過激な人だと「痛ってーな」「どこ見て歩いてるんだよ」などとトラブルに発展する可能性も。
彼らは、周囲の環境に過敏に反応し、自分の感情に翻弄され、不幸な精神状態へまっしぐら!悲しきマリオネットな方々です。
いつも不機嫌な原因としては、
- 被害妄想が強い
- 自分に関心がありすぎる
- もっと認められたい
- マイナスのことを普段から考えてばかりで、嫌なことを受信しすぎてしまう
などいろいろな理由が挙げられるでしょう。
アニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」の冒頭での草薙素子の台詞
世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ
をお届けしたいものです。
余談ですが、この台詞の元ネタは、青春小説の古典的名作であるJ.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」です。
いろいろ余裕がない
精神的に、金銭的になどなどいろいろな面で余裕がないことも、道を避けない原因の1つでしょう。
今まで挙げた理由と重なるものもありますが、例えば、
- お金がなくて将来が不安
- 会社・学校・家族など人間関係が悪い
- 仕事がうまくいかない
- 希望する仕事が見つからない
など、いろんな複合的な理由でストレスが溜まって精神状態が悪化し、自分のコントロールができなくなっているケースもあるでしょう。
人生が思うように行かな過ぎて、性格や思考法が歪んでしまう・・・ことは誰にでも有り得ます。
逆に、裕福で人間関係にも恵まれた本当に余裕のある人は、道を譲らないなんてことはあまりないでしょうね。
何も考えていない?空間認識に問題ある可能性も
道を避けない人の中には、こちらのことを多少なりとも意識して歩いてくる人の他に、まったく気づいていないかのように歩いてくる人がいます。
私は、こういったタイプの人を不思議に思ってました。視野が異常に狭い?考え事やおしゃべりに夢中になると何も意識できなくなる?など、疑問だったのです。
この疑問に対するひとつの答えとして、
空間認識能力(空間認知能力)
の問題があることを知りました。この空間認識能力とは、端的に言うと”三次元の空間において人や物の位置や関係を把握する能力”のことです。
この能力が低いと、球技が苦手・躓いたり転んだりしやすい・迷子になりやすい、などの傾向が見られます。真偽の程はわかりませんが、自閉症や発達障害の方は、空間認識能力がやや低いという情報もネットで複数見かけました。一方、そういった方の中にもとてもこの能力が優れているという情報もあるので、一概には言えませんが。
ただ、空間認識能力が低いために道を譲らない・人にぶつかってしまうというケースがあることは、覚えておきたいところです。
道を譲らない人にストレスを感じなくなる対処法
街で道を全然譲らない人に遭遇すると、ストレスが溜まって疲れてしまいますよね。でも、そんな輩のせいで、あなたが余分な精神的疲労を抱えるのはおかしな話です。相手のマナー・振る舞いが悪いのが原因なのですから。
だから、譲らない人の考え方を変えればすべてが解決します。
とは言え、前から歩いてきてすれ違うまでの短い間に、
人の気持ちを変えることはできません
短時間じゃなく、こういった人とは長い時間かけて会話をしても、行動を改めてもらうのはかなり難しいでしょう。
だから、相手を変えるというよりは、こちら側の考え方・振る舞いを変えることが大切です。変えると言っても、とてもシンプルなことなので意識すればすぐにできると思います。それでは、簡単にできる対処法を見ていきましょう(^^)/
気持ちよく譲ってあげる
まずは、こちらが真っ先に道を譲ってあげましょう。道をどかない人の多くは”かまってほしい症候群”の傾向があります。だから、衝突する道を選んでしまいがち。
そんな相手に向き合うのは、余計疲れてしまうというもの。だから、さっと道を空けてあげることで、相手は肩透かしをくらった気持ちになります。
こちらが早い段階でスルーすることにより、相手の不機嫌な気持ちも小さくなりますし、お互いに良い結果を得られやすいです。
”関わり合いにならない”ことが、最もシンプルな対処法と言えるでしょう。
平常心を保つ(相手の負の感情を受け流す)
気持ちを落ち着け、平常心を保つことも大切です。
道を避けない人は、不機嫌な感情・オーラを漂わせながら向かってきます。関わりになったらマズイ奴だというのは、何となく肌で感じ取れることができるはずです。
そんな時に意識してほしいのは、相手の負の感情に反応しないということです。
感情は連鎖してしまうものなので、相手の負の感情を意識すれば、
- 「えらそうに真ん中を歩いて、いやな奴」
- 「いけ好かない奴だけど、すごく怖そう」
- 「ボーっとして、ちゃんと前見て歩いてよ」
などの考えが頭に浮かびます。そしてそれにつられて、あなたの気持ちもイライラしたり、怖くなったりとマイナスになってしまいます。感情戦で相手に押されてしまい、ストレスにつながります。相手が悪いのに、あなたが精神的に疲れるのは理不尽です。
だから、相手の感情をさーっと受け流しましょう。深呼吸や、別のことを考えるなりで相手を意識しないことが肝要です。
怒らない練習のいい機会と考える
最近では、”怒らない”をテーマにした本が多く発売され人気となっています。人間関係、学校、仕事、家族、将来不安など、何かとストレスが溜まりやすい現代社会を生きる上で、自分の感情をコントロールするのは必須の能力と言えます。
ちなみに、よく読まれている書籍として「怒らない技術」「怒らないこと」などがあります。
怒ってばかりでは、自分のパフォーマンスが落ちるだけでなく、幸福度も下がってしまいます。それでは、道を譲らない不機嫌そうな人に近づいてしまうことになります。
だから、道を譲らない人に出会った時は、”怒らない練習ができる良い機会”と捉えるのがおすすめです。これを意識するだけで、さらにあなたのメンタルヘルスが良い方向に向かいやすくなります。
道を譲らない人に会うといういやな経験も、あなたのステージを上げるための貴重な経験となるのです。どんな人からも学ぶべきところがあると考えることで、気持ちがぐっと楽になりますよ。
道を譲らない人の考え方・対応策いまとめ
道を避けない人の心理とその対処法について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。価値観が大きく違いますよね。そのため、相手に考えを変えてもらうのではなく、こちらが少しだけ意識を変えるのがポイントです。
以下、本記事の内容を簡潔にまとめておきます。
道を譲らない人の心理
道を譲らない人への対処法 Sponsored Link
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相手のマイナス感情をそのまま受け止めてしまうのではなく、ぜひプラスに変えてあなたのステージを上げていきましょう!あなたのストレスがなくなり、成長のヒントになれば幸いです。
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