年賀状を出し遅れた時、喪中で年賀状が出せない時など、寒中見舞いはいろんな場面で使えてとても便利ですよね。
ただ、きちんと押さえておきたいのが、はがきの種類と切手のマナーです。せっかく年始のご挨拶を出したのにも関わらず、ここを失敗すると、失礼に当たってしまうことも有り得るので気をつけたいところです。
今回は、寒中見舞いを出す際に大切なマナーの基本を簡潔にまとめています。これさえ読めば、切手・はがきの種類はバッチリです☆
寒中見舞い はがきの種類は何がいい?
寒中見舞いには、どんなデザイン・種類のはがきが適しているのでしょうか?とくに、喪中の時に出す場合は、気をつけなければいけないポイントです。
官製はがき(郵便はがき)・私製はがき別に見ていきましょう。
官製はがき
郵便局ではがきを購入する場合は、こちらです。
通常はがき・切手は胡蝶蘭 を選びましょう。
必ずこのはがきでないといけないという決まりはありませんが、一般的には上記のものを利用する方が多く、無難です。
その主な理由は、こちらです。
- 年賀状や暑中見舞い(かもめーる)のような専用はがきが、寒中見舞いにはない
- 寒中見舞いは、喪中の時の年賀状代わりとして利用されることが多い
- 喪中はがきは、通常はがき・胡蝶蘭の切手で出すことが多い
喪中で年賀状の代用として出す場合も多いので、いちばんシンプルなこのタイプのはがきが適していると言えます。
ちなみに、年賀状を出すのが遅れた場合の挨拶として使う際も、このはがきで問題ありません。明確な決まりはないので、他のものでも大丈夫です。
私製はがき
私製はがきの場合も、明確な決まりはありません。シンプルなデザインのはがきを選びましょう。
例えば、このようなものです。2点とも「寒中見舞いのはがき無料テンプレート|さきちん絵葉書」さんよりダウンロード可能です。
イラストや画像のデザインとしては、雪だるま・椿・牡丹・シロクマ・うさぎ・雪景色などの冬らしいものがおすすめです。
年賀状で用いられそうな、初日の出・門松などの縁起物、干支が描かれているものは使えません。特に、喪中の際に送る時は気をつけましょう。
寒中見舞いの切手は何を選ぶべき?
はがきの種類と同様に、切手の種類についても押さえておきたいポイントがあります。とくに喪中時に送る際には注意が必要です。
官製はがきは、通常はがき・切手は「胡蝶蘭」を選びましょうと先に触れました。それは、喪中欠礼状を出す際にもよく使われるからです。寒中見舞いも喪中の時期に出すことが多いので、同様に同じタイプの切手が自然というわけです。
ちなみに、必ず胡蝶蘭の切手にしなければいけないという決まりはないので、喪中時の挨拶でなければ、「ヤマユリ」「山桜」の切手にしても問題ありません。
私製はがきの場合は喪中用の切手もありませんので、通常の52円切手を貼ればOKです。
ただ、気をつけたいのが「弔事用52円普通切手」というものです。
この切手は、喪中はがき(年賀欠礼状)・仏事の案内・お悔みの手紙を出す際に貼るものなので、寒中見舞いでは使わないようにしましょう。
まとめ
寒中見舞いのはがき・切手の種類について、見てきました。年賀状とちがって、少し馴染みが薄いものですが、整理すれば理解すべきポイントはシンプルです。今回の内容を表にまとめたものがこちらです。
喪中時の年賀状代わり | 年賀状のお返し | |
官製はがき | はがきの種類:通常 切手:胡蝶蘭 | 特に決まってない (年賀状は除く) |
私製はがき | 特に決まってない (シンプルなデザイン、縁起物や干支は×) | 特に決まりってない (年賀状は除く) |
寒中見舞いは、年賀状ほど重要度は高くないのでマナーを正確に知っている方は少ないように感じます。だからこそ、正しい作法で送ることができれば、相手に好印象をもってもらえやすいツールです。あなたがあなたの大事な人と、よりいっそう良い関係を築かれることを祈っています。
関連記事
👉寒中見舞いの時期はいつからいつまで?書き方のポイントと注意点
👉寒中見舞いの文例集|喪中の時・年賀状の返礼用などケース別まとめ
コメント