子ども服・ベビー服・ベビー用品でおなじみの西松屋さん。全国に店舗を展開しているお店ですが、店内に入って
「あれ?なぜ音楽かかっていないの??」
と違和感を覚えたりしませんでしたか。
私も最初は「なぜ、無音?」と感じて、ちょっと衝撃うけました!どうしてなのか、とても気になったので、理由をわかりやすくまとめてみました。私は「なるほど~」と思ったのですが、あなたはどう感じますか。
西松屋の店舗でBGMがない理由
西松屋の店内は、無音空間です。
コンビニ・スーパー・家電量販店・ドラッグストアなどいろんなお店で、当たり前のようにガンガン流れているBGM!他にも、宣伝などもよく耳にしますよね。
とにかく、耳からどんどん情報が入ってくる、買い物をしようと商品棚をチェックして目からも情報を入れないといけないわけで、とにかく脳内で情報オンパレード状態になってるのが、わたしたちの日常です。
でも、西松屋は
シーン・・・
ちょっと、不安になるくらいの静けさ。(私はけっこう心地いいかもと思ったのですが)
さあ、気になるこの無音の理由についてですが、明確な答えがありました!!
BGMがあるとお客様がお買い物に集中できません。販売促進にならず、不要なのではないかという議論があり、十年以上前にBGMを取りやめました。
というわけで、
答えは、”お買い物に集中できないため”ということでした。
この情報は、2018年のものなので、少なくとも2008年より前にはBGMはなかったということになります。
多くのお店では当たり前のようにガンガンBGMを流している中で、ふと立ち止まって、
店内BGMは販売促進にならず不要なのではないか?
という議論が行われる会社って、単純にすごいなと思いました。本質を見るというか。
深く考えずに流れでなんとなくオペレーションをやってしまってるってケースは多いと思うのですが、西松屋さんの追及する姿勢にしびれます。
販促になるかどうかは賛否わかれるかもしれませんが、西松屋で実際にBGMなしが続いているということからも、だいたい結果は想像できるかも。
また、驚いたのが、
BGMなしで全店舗で年間一億円の経費節減
なんだとか!正確な金額はわかりませんが、かなり大きな節減になっているのは間違いないでしょう。
そして、このアイデアの出発点が
まずは買い物をゆっくりしてほしい
という”お客さん目線”なのが、素敵なところです。
でも、
「実は経費節減ありきだったんじゃないの~??」と考えちゃう人もおられるのではないでしょうか。私も疑り深いところがあるので、正直ちょっとばかり思ってしまいました。
信憑性はわかりませんが、こんな意見もあるのはありました👀やけにリアリティありますね。
西松屋で10年ほど前に働いてたんだけど、在籍中にBGM廃止になったんだ。
なんか後付けで美談みたいなのが語られてるけどなんてことはない経費削減だよw
ずーーっと8時間西松屋のテーマ聞くの辛かったなw
そのあとは「新製品がやっすい!とってもおっとっくぅ〜」とインカムの音で更にしんどかったけど— みくろ🇰🇿🇷🇺40w5d→3m(6/4) (@seira396) 2018年7月17日
店内が無音についてのみんなの反応は?
では、BGMがない店内について、どんな感想を持たれているのでしょうか。
意見をいろいろ見てると、賛否両論あるようです。
まず、賛成派について♪
息子が0歳とか1歳の頃、特に寝ている時。ショッピングモールとかのGUの近くを通るだけでただでさえうるさいBGMに馬鹿みたいにデカくて響くアナウンスが突然入るみたいなので息子起きたりして殺気立ってた頃。西松屋の静けさに毎回救われた…。そもそもどこもかしこもBGMうるさすぎ。
— Chris (@ChristynaTylor) 2018年7月17日
それから世のBGMについて。
なんのために流しているのか、なぜそんなに大音量なのか、私も今までは当たり前になって気にならなかったけど、気にし出したら本当に不快で>_<
無音の場がもう少しあってもいいじゃないか!
近所の西松屋は無音で感動した!
イオンやドラッグストアはすごくうるさい。— スフレ (@souffl10) 2018年8月18日
といった感じで、
静かなほうが心地いい、落ち着く
といった意見が目立ちます。気がちらないので、子どもにも注意がいきやすくなり、買い物にも集中がしやすいというメリットがありますね。
一方、反対派の意見について。
お店のBGMって感覚過敏の人には辛いのか…じゃあそういう人にとっては西松屋って最高の環境だろうな
私は逆に静かすぎて落ち着かないよ
— おみそ (@omiso9981) 2018年7月24日
昨日初めて西松屋に行ったが、あの無音状態は苦手だった…
— LAGE(れいじ) (@Lage_6925) 2018年4月4日
という感じで、
無音が落ち着かない
という声が目立ちます。たしかに、シーンと静まり返っていると、落ち着かずに居心地が悪いと思う感覚もわかりますよね。こればっかりは、個人差が大きいでしょうね。
ちなみに、私は ゲームセンターやパチンコ店・カラオケ店などはとても苦手なタイプなので、西松屋の無音空間は気に入っています。
さて、BGMがないのが好き嫌いという意見がほとんどなのですが、ごくごく一部すばらしすぎる意見がありました。
もう、好き嫌いというものを超越しています!
今日初めて西松屋とBirthdayに行って
西松屋はBGMなしで集中して買い物できたし
BirthdayはBGMありで楽しく買い物できて良かった
子供服わからなすぎて西松屋の店員さんに聞きまくった笑
男の子と女の子の服の差が結構あったな笑— こぎん (@she_know0_0v) 2018年9月1日
この方は、
- BGMなし⇒買い物に集中できる
- BGMあり⇒楽しく買い物できる
ということで、それぞれの空間を心地よく感じているのです!!素直にすごいなと思いました。どんな環境でも考え方しだいでプラスに変わる♪ということですね。
西松屋の店舗がガラガラな理由と経営方針について
店舗が無音以外にも、西松屋でよく言われることに”店内がガラガラ”ということがあります。
たしかに、どの西松屋も混雑しているというイメージはないですよね。私が行った店舗もかなり空いていて、話し声すら聞こえないような状態でした。
けっこう広いお店の中に、
いったい何人いるの?
経営は大丈夫なの?
みたいなことを少し思いましたが、いつの間にか買い物に集中していました。
実際、私と同じような感想を抱く人も多いようです。
でもでも。そんな西松屋さんの経営状態の心配なんて無用でした。
なぜなら、
1店あたりの平均年商は1億6000万円―1億8000万
引用:http://j-net21.smrj.go.jp/well/akinai/sells/201302281201.html
と言われているからです。
かなりの売れてるのです!!
ガラガラなのは意図的なんですね。どういうことかというと、、、
お客さんが増えてきたら、近くに店舗をつくる⇒またガラガラ店へと導く
(買い物に集中してもらうため)
ということです。
たしかに、あまり混雑してたら買い物しにくいですよね。ゆったりと店内で過ごしてもらうための発想だったのですね。
また、西松屋にとってもメリットはあります。それは、、
- 店員の生産性があがる(陳列作業や顧客対応が楽)
- 店員は基本1店舗あたり2人配置で回る(人件費の節減)
などが挙げられます。
あと、”陳列棚の高いところにある服を取るための棒”なんてのもしっかり準備してくれていて、細やかな配慮も魅力です。
ということで、BGMなしなのもガラガラなのも、しっかり経営的な意図があったというわけですね💡
まとめ
西松屋が全店舗BGMないのはなぜ?について、理由や経営方針を調査してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで、今回の内容を簡潔にふりかえっておきましょう♪
- BGMがない理由:ゆっくり買い物に集中してもらうため
- ガラガラな理由:ゆっくり買い物に集中してもらうため
お客さんにとってもメリットですが、お店にとっても大きな経費節減なっていおり、まさにWIN-WINの方針になっています!
わざとガラガラの店舗にするっていうのが、斬新だな~と感じました。お店の立地も幹線道路からちょっと外れた場所が多いこと、店員を2人程にすること、BGMなしにすること、などしっかりコストを抑えられています。
(お客さんに、それをあまり感づかせないのがやりますね。むしろ、経営大丈夫?と心配させるというね)
したたかな西松屋さん。今後どう進化していくのかも楽しみな企業ですね(^^♪
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