『フロントメモリー』歌詞の意味を解説♪映画「恋は雨上がりのように」主題歌

音楽
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映画「恋は雨上がりのように」の主題歌『フロントメモリー』は、疾走感あふれる素敵な曲ですよね。

爽やかなメロディなんですが、歌詞に耳を傾けてみるとなんとも言えない焦燥感が漂っていることに気づきます。このもやもやとした感じの正体はいったい何なのでしょう?歌詞に込められた意味について深く見ていきたいと思います☆

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「フロントメモリー」歌詞の意味とは?

映画「恋雨」の主人公  橘あきらは短距離走のエースだったが、アキレス腱に大ケガを負い競技が続けられなくなってしまった女子高生。

この曲の主人公も女子高生だが、このなんとも言えない焦燥感はあきらの様子と重なるものがあります。映画の主題歌としてまさにぴったりだなと感じます。

まずは、フロントメモリーの全歌詞をご覧になってみてください⇒フロントメモリー

 

 

では、ここから歌詞を順に考察していきましょう(^^)/

歌いだしから、この曲の主人公である高校生の日常風景が描かれています。屋上で崩れかけたり、電車に乗って見たことだったり。ここで注目なのが、

Recしたこんな夕方です

という部分です。

RECとは、普通は録音するという意味で使われる言葉ですよね。でも、ここではその意味でとらえるとおかしいです。この子は、夕方になるとスマホか何かで録音しだすのか!ってなってしまうので。

だから、この歌詞のRecとは、”心に焼き付ける””記憶する”という程度の意味だと想像します。

 

そして、”恐怖症””歪な思い”など不安を呼び起こす言葉が続きます。嫌な気持ちがなかなか晴れずに続いてしまうことって、たしかにあります。で、そんな気持ちをまたRECしちゃってます。

でもでも、サビの歌詞では

(So)ガンバレないよガンバレないよ

Yo,そんなんじゃいけないよ

と、自分を奮い立たせようと頑張っています。思春期にこの葛藤と戦ってる人は多いはず。

頑張らないといけないのに、頑張れない。でもそれじゃあいけない、頑張ろう!とするんだけど、うまくいかない・・・こんな経験は誰しもするのではないでしょうか。

とくに、高校生の多感な頃はこういったことにものすごくエネルギーを奪われます。例えば、恋愛なら、ずっと好きな人のことを考えて何も手がつかなくなったり、どうやって告白したらいいのかとずーっと悩んで勉強そっちのけになったり。

進路なら、やりたいことと学力とのギャップに悩んだり、進学のお金のことで悩んだり。いろんなことで、暗い気持ちになることだって珍しくありません。

 

そんなもやもやとした気持ちを描いた歌詞が、テンポあるメロディに乗って怒涛のように押し寄せてきます。

と、これだけだと暗い曲で終わってしまうのですが、やはり闇の次は光が来ます!!最後の歌詞はとても綺麗で光が差し込むような、そんな印象を与えてくれます。

先の夏にはきっと、

Recした風景は再生せずにNEwBeat朝はとても

夏SUMMERTime

と歌われます。

そうです、冒頭でマイナスの情景や思いをRecして記憶していた主人公ですが、それは再生せずに、新たな世界を迎えているんです!

いろいろ辛い出来事が起こってどうしようもないと絶望したって、実際は何とかなることがほとんどです。

昔を振り返ってみて、なんであんなことで悩んでたんだろう?って思うこと誰しも少なからずあったりしますよね。特に、思春期の頃は心がデリケートになりがちです。今の自分ならそこまで悩むことじゃないのに、どうして昔の自分は悩んじゃってたってたんろう?ってことが。

 

それは、あなたが成長しているから。

 

この曲では、女子高生が悩みながらも成長する様子が描かれているのだと思います。誰もが自分の経験と重ね合わせやすくて、とても普遍的なテーマですよね。だからこそ多くの人の胸を打つのだと感じます。

原曲は神聖かまってちゃん「フロントメモリーfeat.川本真琴」

原曲は、2014年発売の神聖かまってちゃんです。川本真琴さんをボーカルに迎え、当時も注目されていました。

そして、このPVには元モーニング娘である新垣里沙さんが出演されていたのも話題になりました。自分の分身を追いかけて街中を駆け巡るという設定で、映像も見ごたえがありますね♪

 

全力でダッシュする様子は、もやもやとした気持ちを脱却したいという歌詞の世界、そして映画「恋雨」のヒロインにも通じるものがあり、いろんな意味でシンクロしています。

 

川本さんバージョンも良いですが、曲を作った神聖かまってちゃんバージョンも圧巻です!ボーカルの子さんの振り切りっぷりが素敵です☆

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まとめ

以上、「フロントメモリー」の歌詞についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。映画の内容にもマッチしていて、主題歌にまさにぴったりな一曲ですね。歌詞の内容を一言で表すのなら、

 

思春期の子が悩みながらも成長していく物語

 

と言えると思います。

映画の原作漫画「恋は雨上がりのように」の作者 眉月じゅんさんは、もともとこの曲に思い入れがありました。

思春期の女の子にぴったりな曲だなぁと思いこの曲を勝手に
あきらの、恋雨のテーマソングとして連載中ずっと聴いていました。
そして「絶対にそう(主題歌に)なってほしい!」と願い続けていたことが、
今こうして永井監督のおかげで現実となりました。

とコメントをされており、CDのジャケ写も描かれています。さらに、最新刊で歌詞が引用されています👀

これは、知ってる人にはテンションあがる嬉しい演出ですよね。

映画の世界観にもぴったりなこの曲、いったいどんな場面で使われるのか、どこで流れるかも気になるところ。映画公開が楽しみですね♪

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