お中元のお礼状の例文集|家族・親戚宛てへの書き方のポイント

手紙・ハガキのマナー

立っている大家族のイラスト「親子三代」

Sponsored Link

お中元を家族や親戚から頂いた場合、電話でお礼を済ませることもありますが、できることならお礼状を送るのがマナーです。お礼状をもらうと、贈った側もきっと喜ばれますよね。ただ、家族や親せきなど身内へのお礼状の書き方は、ビジネス関連のお礼状とちがって、どこまでくだけた表現を使っていいのかなど悩むところも多いかと思います。

今回は、家族・親戚向けへのお中元のお礼状の書き方で悩まないように、複数の例文を載せています。ぜひご覧になってみてください。

 

離れたところに住む両親や兄弟姉妹宛てに出す場合は、比較的くだけた表現などで問題ないですが、親戚の場合は相手との関係性によって、カジュアル・フォーマルを使い分ける必要があります。ここでは、父母などごく近しい身内宛へのお礼状、あまり顔を合わせる機会がない親戚などへのフォーマルなお礼状の2パターンを載せています。

Sponsored Link

カジュアルで柔らかい表現のお礼状 例文集

カジュアルシャツ

まずは、両親や近くの親戚などごく親しい方向けのカジュアルなお礼状の例文です。あまり、手紙の定型にとらわれすぎず、堅苦しくない表現で気持ちを率直に伝えましょう。拝啓や敬具などの頭語・結語は省略しても問題ありません。

母親から洗剤を頂いた場合

暑さも厳しくなってきていますが、お元気にしていますか?我が家は皆元気で、とくに子どもたちは暑さに負けずはしゃいでいます。

今日、お中元の品が届きました。洗剤や柔軟剤はこれからの季節いくらあっても困らないので、うれしいです。気を使ってくれて、ありがとう。

夏休みには子どもたちを連れて帰りたいと思います。日程が決まりしだい、また連絡します。

しばらくは暑い日が続くので、あまり無理をせず体をいたわってくださいね。

 

○○より

父親から鮮魚を頂いた場合

ようやく梅雨が明け、暑さも厳しさを増してきていますが、体調を崩したりしませんか。

今日、新鮮なお魚が届きました。懐かしい故郷の味、家族でおいしく頂きたいと思っています。あいかわらず魚に目がないので、とても感謝しています。

お盆には帰省したいと思います。これからどんどん暑くなりますから、あまり無理をせず過ごしてください。

 

○○より

親戚(ごく近しい関係性)からそうめんを頂いた場合

梅雨も明け、夏本番を迎えましたが、ご家族の皆さんはお元気ですか。もうすぐやってくる夏休みを楽しみにしているのでしょうね。

さて、昨日お中元のそうめんが届きました。家族みんなそうめんが大好きなので、おいしく頂きたいと思っています。さわやかで清涼感のある口当たりは、うだるような暑さを忘れさせてくれそうです。

お盆に例年通り実家に帰られるのでしょう。そちらでお会いできればと思います。

まずは書中にてお礼申し上げます。

親戚でも兄弟姉妹など近い間柄の場合は、このようなカジュアルな感じでOKです。途中、グルメコメントのような箇所がありますが、このあたりはおいしく頂いている様子が目に浮かぶような表現であれば、自由に言い換えてみてください。

フォーマルなお礼状 例文集

ここからは、少しフォーマルなお礼状の文例です。親戚の中でも目上の方や会う機会が少ない方向けの例文です。

フォーマルスーツ

親戚(あらたまった関係性)からフルーツを頂いた場合

 

謹啓 酷暑の候、本家の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、このたびは結構なお中元の品をいただきまして、ありがたく、厚くお礼申しあげます。

故郷のメロンは何より懐かしくて美味しく、誇れる名産品だと思います。毎年贈っていただくので、子どもたちも楽しみにしていて、恐縮しつつも感謝申し上げるしだいであります。

今日、新鮮なお魚が届きました。懐かしい故郷の味、家族でおいしく頂きたいと思っています。あいかわらず魚に目がないので、とても感謝しています。

旧盆には帰省させていただきます。暑さも厳しくなるので、くれぐれもお体に気をつけてご自愛ください。

敬具

 

毎年、同じ贈り物をしてくださる方も多いと思います。その場合は、上記のように毎年頂いていることへの感謝をはっきり伝えましょう。

また、親戚の中でも伯父(叔父)様など目上の人には、上記のような礼儀正しい書き方が適切でしたが、最近はカジュアルなお手紙を出す方も増えてきており、ケースバイケースになっていきています。あなたの親族に適した表現を使いましょう。

 

知人・友人・職場関係の人へ送る場合はこちらを参考にしてみてくださいね。

Sponsored Link

まとめ

家族・親戚宛てへのお中元のお礼状例文について見てきました。基本的には、品物などの名称を変えるだけで使いやすい文例に絞ってみたのですが、いかがでしたでしょうか?

親戚の場合は、近しい関係性と目上の人などあらたまった関係性があるので、それに応じて表現を使い分けるのがベターです。

簡単に、今回の内容の要点を振り返っておきたいと思います。

お礼状の表現と相手への関係

カジュアルな表現:父親母親、兄弟姉妹等ごく近しい親戚

フォーマルな表現:伯父(叔父)、伯母(叔母)等

相手との関係性に適した表現で、お礼状を送ることでよりあなたの感謝の気持ちが伝わるはず。これからも良好な家族・親戚関係を築いていきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました