今回は、京都3大祭りのひとつ葵祭りについてです。祇園祭・時代祭とともに注目される葵祭。2016年の日程やコース・有料観覧席はもちろん穴場な撮影/見学スポットをまとめていますしっかり事前におさえて、当日は平安貴族の衣装を身にまとった行列を、優雅な気持ち
で眺めて楽しみたいですね。
2016年葵祭りの日程と時間
今年2016年の葵祭は、5月15日に行われます。
※雨天順延(当日早朝判断)
延期の場合は翌日行われます。万が一、両日とも雨天なら中止の予定です。
行列は、午前10時半に京都御所をスタートし、上賀茂神社に15時半に到着します。11時40分から14時20分までは下鴨神社にとどまり、社頭の儀が行われます。当日の流れが一目でわかるように、今年の葵祭の行列のコースと時間を表にしてみました。
場所 | 通過時間 | 最寄駅 |
京都御所(スタート地点) | 10:30出発 | 京都市営地下鉄 丸太町駅 |
堺町御門 | ↓ | |
丸太町通 | 10:50 | 京阪鉄道 神宮丸太町駅 |
河原町通 | ↓ | 叡山電鉄/京阪鉄道 出町柳駅 |
下鴨神社 | 11:40到着/14:20出発 | |
下鴨本通 | ↓ | |
北大路橋 | ↓ | 京都市営地下鉄 北大路駅 |
賀茂川堤 | 14:55 | |
上賀茂神社到着 | 15:30到着 |
行列がおおよそ何時ごろにどの地点を通るかがわかるので、見たい地点の最寄り駅で降りると、時間ロスなくスムーズに見ることができます。ただ、当然ながら混雑するので余裕を持って電車に乗るのがおすすめです。
有料観覧席以外のおすすめ撮影・見学スポット
葵祭の行列は、とても雅でまるで平安時代の絵巻物から抜け出したかのような感覚になります。平安貴族の衣装に身をつつんだ一行に思わず目を奪われます。乗尻と呼ばれる馬が先導し、大勢の役人、牛車、舞人、風流傘などの本列。それに、斎王代(さいおうだい)や女官から成る斎王代列が続きます。
こんなに風流な一行をぜひ近くで見たい、写真におさめたい!ということで、おすすめの撮影・見学スポットをご紹介します。
下鴨神社 糺の森(通過時間 11:40頃)
私の一押しは、下鴨神社の糺の森です。この神社内には南北に長い馬場があるのですが、ここは雰囲気もあって、撮影場所としてとても魅力的です。 高いビルや広告・看板なども見えず、足元もアスファルトじゃなく土と、現代的なものが いっさいないので、平安時代さながらの写真を撮るチャンスです!間近で撮れないというデメリットはあるものの、緑いっぱいの糺の森で見るのは格別です。
ちなみにこちらの馬場では、毎年5月3日に葵祭の前祭として流鏑馬神事が行われています。
糺の森 場所取り目安時間
ただ、ベストなスポットだけに毎年人混みがすごいことになっています。ギリギリの時間
に着いたなら、人混み越しの撮影になると思ったほうがよいです。どれくらい前に行けば
いいかというと、最低でも1時間以上前かなといったところです。
下鴨神社の参道には有料観覧席が設置されるのですが、どれくらい前に行けばいいか?に
ついて、京都市観光協会のHPにQ&Aがありました。
Q 観覧席には何分前に着けばいいですか?
A. 祭の当日は混雑が予想されますので、行列の出発もしくは到着時間の直前にお越しになりますと、お席にたどりつけない場合もあります。京都御苑席は午前10時、下鴨神社席は午前11時までにご入場下さい
午前11時頃にはかなり混雑している可能性があると注意を呼びかけていることからも、無料の場所でも早くから場所取りがされていることがわかります。なので、遅くとも1時間以上前がおすすめです。
京都御所内 堺町御門付近(通過時間11:20頃)
現代的な建物が入らないという点では、京都御所も外せない地点です。建礼門から丸太町通りに面した堺町御門へと向かって南下してくるのですが、この時ちょうど行列と後ろに見える建礼門を正面でとらえることができます!テレビなどで葵祭の映像が流れる時、よくこの京都御所を歩くシーンが流れていますし、平安の時代がいちばん感じられる場所と言えるのではないでしょうか。
京都御所 場所取り目安時間
やはりベストポジションだけに場所取りは必須です。本当に良い場所となると、2時間ほど前には到着しておいたほうがよさそうです。糺の森同様、良い場所を確保するならやはり覚悟して長時間待たないといけません・・・
葵祭のコース・時間、撮影スポットのまとめ
葵祭のコースや時間、有料観覧席以外での撮影スポットについてのご紹介でした。今回の内容のまとめです。
・日程とコース
平成28年5月15日
京都御所(10:30)出発⇒上賀茂神社(15:30)到着
・おすすめ撮影スポット
下鴨神社の糺の森
京都御所(堺町御門付近)
となります。本当にベストな場所で写真を撮るとなると、場所取りのため1、2時間前には到着しておかないといけないので、かなり頑張らないといけません。ただ、そこまでこだわらない場合は、普通に市内を進んでいるところを撮影するのがおすすめです。比較的景色が良いのは、上賀茂神社の直前の賀茂川堤など。信号待ちがあり行列が止まるので、撮りやすかったりします。今年の葵祭、思い出も素敵な写真も残る1日にしたいですね。
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