岩手県の夏の風物詩、賑やかなお祭り『盛岡さんさ踊り』に注目です!「和太鼓同時演奏」で世界記録を奪還した「世界一の太鼓大パレード」などメディアでも取り上げられ、人気が高まっています。来場者数も135万以上と大勢の人で賑わう、このお祭りを見にいこうとお考えの方に、お役立ち情報をまとめています。
見に行ったら踊りたくなってしまうのが、さんさ踊りの魅力です。笛・太鼓・踊りなどでとても賑やか♪飛び入り参加自由のパレードがあるので、一緒に踊り出したくなるかもしれませんよ。
日程・駐車場・交通規制など基本的な情報から、もしもの時に役立つ踊り方までまとめているので、ぜひご覧になってみてください。
「盛岡さんさ踊り」の基本情報(日程・アクセスなど)
☑日程
■2016年8月1日~4日 18時~21時(※少雨決行)
いつ行っても、ミスさんさ踊り・さんさ太鼓連パレードはじめいろいろな踊りが楽しめて、一般参加自由のパレードもあります♪プログラム詳細はもう少し下でふれています。
☑会場
■主会場:岩手県盛岡市 中央通会場(県庁前~中央通二丁目)
※雨天中止の場合:盛岡市民文化ホール(マリオス)
■サブ会場
①盛岡市民文化ホール(マリオス)
(岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号)
②JR盛岡駅前 滝の広場
(JR盛岡駅東口タクシー乗り場そば)
☑スケジュール
8月1~4日は、最終日の4日を除いて基本的には同じプログラム予定となっています。詳細は下記です。
○パレード前伝統さんさ輪踊り
メインのパレード前に、南部藩政時代から続く伝統さんさ踊りが見れます。
○魅せるさんさパレード・第1部
①先導パレード(8月1日のみ)
②ミスさんさ踊り・さんさ太鼓連パレード
③踊り集団パレード(第1~4集団)
地域の参加団体による太鼓・笛・唄・踊り手などによる集団パレードです。
○魅せるさんさパレード・第2部
①伝統さんさ踊りパレード
盛岡市周辺市町に伝わる伝統的なパレード、さんさ踊りの原型を見ることができます。
②踊り集団パレード
地域の参加団体による太鼓・笛・唄・踊り手などによる集団パレードです。
③花車と一般参加者パレード
誰でも自由に飛び入り参加できるパレードです。思い切って踊ってみては♪
④愉しむさんさ輪踊り
パレード終了後に、参加者と一般観光客が一緒に踊りを楽しめます!
⑤【最終日のみ】『世界一の太鼓大パレード』 『大輪踊り(だいわおどり)』
さんさ太鼓だけによる大規模なパレードです!過去に「和太鼓同時演奏記録」世界一となったあの熱気が蘇ります。最後には、参加者・観光客みんな一体となって大輪踊りで、グランドフィナーレをむかえます。
会場内各スポットで輪踊りを展開し、参加者と一般観光客の方が一緒になってさんさ踊りを楽しみます。黄色いタスキをかけた「さんさ・おへれんせ師匠」が優しくレクチャーしてくれるので、初心者も安心して参加できます。
パレードを座って楽しみたい、写真撮影の良いスポットをお探しという場合は、有料観覧席がおすすめです。場所取りの必要もない最高の場所、県庁前・内丸緑地公園前の席で思いっきり満喫してください♪
さんさ踊りとは?由来と踊り方
さんさ踊りはテレビなどでも取り上げられ、来場者数も多く、全国的にも知名度の高いお祭りですが、そもそもさんさ踊りとは何なの?と思っている方も多いのではと思います。私自身、詳しく説明できないことに気づきました!由来とか歴史的なことは知らず、映像で何となく知っているだけです。
ということで、ここでちょこっとだけ「さんさ踊り」の由来や歴史についてみていきたいと思います。そして、踊り方もチェックしておきましょう!知ってると、当日より楽しめること間違いなしです。
☑由来と歴史
まず、さんさ踊りには2種類あります。「伝統さんさ踊り」と「盛岡さんさ踊り」です。
「伝統さんさ踊り」
伝統さんさ踊りの歴史は古く正確な時期は不明ですが、江戸時代の文献に「さんさ踊り」という言葉が出ています。由来は諸説ありますが、いちばん知られているのが、三ツ石神社のお話です。
昔、盛岡城下町に現れては悪さを働く羅刹(らせつ)という鬼がいました。困った人々は、三ツ石神社の神様に鬼退治を祈願したのです。無事に願いは聞き入れられ、神様は悪鬼に二度と悪さをしないことを誓わせるために、境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました。喜んだ人々は、三ツ石の周りを「さんさ」と踊ったのが、始まりと言われています。
「盛岡さんさ踊り」
伝統さんさ踊りは各地で微妙に踊り方などが異なったり、ややテンポが速くてお祭りを見物に来た観光客の方には踊りにくい、などの理由から、よりわかりやすい形に工夫され、盛岡さんさ踊りという現在の形へと変わっていったようです。
☑さんさ踊りの踊り方
盛岡さんさ祭りのパレードは、飛び入り参加自由で一緒に踊れるものがあったり、最終日はみんなで大輪踊りもあるし、見てたら踊りだしたくなるかもしれませんよね♪そんな時、思いっきり踊れるように、基本的な踊り方をチェックしておきましょう(^O^)/
さんさ踊りには、「七夕(たなばた)くずし」「栄夜差(えやさ)踊り」「福呼(ふっこ)踊り」の主に3種類の踊り方があります。上の動画は、比較的踊りやすいと言われる「七夕くずし」です。伝統さんさ踊りと比較して踊りやすくなったとはいえ、よくよく見ると、しなやかでいてキレがあって、若干ステップがはやくて独特な動きですよね。
もし、難しく感じた場合は、こちらを!こっちの動画のほうがわかりやすいかもしれません。
柔らかな腕の動き、動と静のメリハリのある身体使い、などなど一見難しそうに見えますが、何度か見ていると日本人には自然に沁み込んでくるような、日本的な踊りな気がします。太鼓のリズムも心地が良いです♪
もしも、覚えにくくても気にしません。楽しむのが一番ですから、細かなことは気にせず雰囲気で踊るのも、大いにありです!
当日、踊り方が気になったら、近くにいる「さんさ・おへれんせ師匠」に聞いてみましょう。輪踊りの際に踊り方を教えてくれる先生なんです。ちなみに、「おへれんせ」は標準語で「おはいりなさい」という意味なんだそう。「さんさ・おへれんせ師匠」という黄色いたすきが目印です。ぜひ、レクチャーしてもらって、当日めいっぱい楽しんでください。
駐車場と交通規制情報
例年、会場近くの小学校・中学校などが、無料駐車場として開放されます。その年によって、どの学校になるか変更になる可能性があるので、確実なことは開催間近に公式サイトなどで確認をおすすめします。
おそらく、駐車場として開放されると思われる学校は、、、
交通規制については、7月中に発表される予定ですので、あわせてこちらでチェックをお願いいたします。
まとめ
「盛岡さんさ踊り」について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。 だいぶ前になりますが、NHKの朝ドラ「どんと晴れ」などでぐんと知名度が上がったこのお祭り、何と言っても醍醐味は飛び入り参加自由なところだと思います。
知らない人同志が関わる機会が減った今の時代、みんなで楽しくわいわい踊るのは本当に貴重なことだと思います。昔は当たり前だったんだな~としみじみ思いながら、もしくは何も考えずにただただ楽しみながら、当日はさんささんさと踊ってみてはいかがでしょう♪
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